日本車は中国のみならず、アジア各国で大きなシェアを獲得している。台湾もその例にもれず、街中では日本車が多いという。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、台湾には本当に日本車が多いのか、検証する動画を配信した。

 動画では、台湾の路上や駐車場を撮影しながら、どのようなメーカーや車種が多いのかを確認している。結論から言うと「トヨタレクサス」が目立って多く、ほかにもホンダや日産、スズキなど様々なメーカーの日本車があることが確認できた。配信者の感覚では「60%から70%は日本車」だったそうだ。トヨタが多い理由については、台湾に進出して長いことや、車体価格が手ごろなこと、それに修理のしやすさが受けているのではないかと推測している。

 「日本車は本当に多い」とする動画に対して、中国人ネットユーザーからは「やはり台湾人は日本が好きらしい」、「レクサスを買えるのだから、台湾人は金持ちなんだな」とのコメントが寄せられた。また「タイはもっと日本車だらけで、恐ろしいほどだよ」と東南アジアでの日本車人気を伝える人もいた。

 配信者の趣旨とは違うが、交通整理員がいないのに路上に混乱がなく、またゴミもなく、きれいなことに感銘を受け、「民度が高い」、「大陸は50年かけても追いつかない」、「我々は1990年代の台湾の水準に届けば十分だ」など感心する人も多かった。また「台湾では今でもバイクが走っている」ことに衝撃を受ける人も少なくなかったが、これは中国では多くの都市でバイクが禁止されているからだろう。

 こうしたコメントからすると、同じ中華圏でも中国と台湾の自動車事情はずいぶんと異なるようだ。しかし、中国でも新車販売台数では約4割が日系車で、販売されている車種は異なるとはいえ、「日本車が好き」という点では台湾も中国も同じと言えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本車だらけじゃないか! 台湾の路上を撮影した中国人が驚いたこと