中国のポータルサイト・百度に20日、日本と中国の両方でビジネスを経験しいた日本人が語る、日本企業と中国企業の長所、短所について紹介する記事が掲載された。

 記事はまず、たとえ現代がグローバル化の時代であっても、ある国において他国の習慣を完全に植え付けようとするのは困難であり、失敗に終わると指摘。世界各地で商売をするのであれば、まず現地の文化を知り、適応することが大事だとした上で、日本企業と中国企業の強み、弱みについて紹介している。

 まず、日本企業の強みとして「辛抱強さ」を挙げた。これは、一度立てた計画や目標を簡単には変更しないということであり、短期的に苦しい状況に立たされても、長い目で見れば必ず素晴らしい成果を生むと信じる力だと説明した。

 そして、ある日本の会社が2018年より日本のアニメ関連グッズを中国向けにネットを始めたところ思うように結果が出なかったと紹介。それでもこの会社は毎月多くの費用を投じて宣伝を行い中国事業を継続、そして19年末にある展示会場でポップアップストアを出したところ思わぬ人気となり、これまでに中国事業で出してきた損失をカバーするほどの成果を挙げることに成功したと伝えた。

 一方で、中国企業が持つ最大の強みは日本企業とは「真逆」であり、非常にフレキシブルで「執行と損切り」の決定が非常にスピーディーであることとした。中国人コストと業績を非常に重んじる傾向にあり、一度経営上で問題が発生すると往々にして思い切って直ちに利益の出ていない業務を終わらせる果断さを備えていると紹介した。

 記事は「日本企業の多くは逆境に耐えることを良しとする一方で損切りの概念が弱く、中国企業は効率を重視して不採算事業をすぐに止める事ができる一方で、業務を長期的に発展させるという点では弱い」と評し、お互いがそれぞれ長所で補い合えれば理想の経営ができる可能性があるとの考えを示した。また、中国企業については、目先の利益に執着せず長期的な視点で「ブランド文化」を作っていくことが肝要だと指摘。「損が出ている状態」をいち早く解消したいという気持ちは経営者として理解できるものの、その事業をいとも簡単に放棄することは「自らに対する自信のなさの表れ」であり、自ら決めた事業に自信が持てなければ結局は市場から淘汰されることになるのだと論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本企業と中国企業、なぜ互いに補い合わない?=中国メディア