10代の時の事故が原因で、足首に慢性的な痛みを抱えていた女性が、今から3年前に足首を切断した時のことを、TikTokでシェアした。
このまま痛みと共に過ごすか、切断するかは大きな決断だったが、切断を決めた後はきっぱりと割り切ったようだ。
これまで人生を共にした足と明るく別れを告げるため、特別なパーティーをしたことを明かし、友人らが足に綴ったメッセージの数々が、手術前の大きな励みになったことを伝えている。
TikTokユーザーのジョー・ベックウィズさんは、13歳の時の乗馬事故で足首を負傷して以来、14年間慢性的な痛みを抱えて暮らして来た。
これまで手術や治療を繰り返すも、痛みが止むことはなく、このまま一生足首に痛みを抱えて生きるか、足首を切断するかという選択を医師から聞かされた。
切断となると、今後の人生は大きく変わる。しかし、片足を失うというリスクと引き換えに、好きなハイキングや犬の散歩など情熱を注いでいる全てのことが、これからは痛みを感じなくてもできるようになる。
そう思ったジョーさんは、足首の骨折治療に対して可能な限りの選択肢を慎重に検討した結果、切断手術を受けることを決意した。
足首にお別れメッセージを送る
切断することを決めた後、彼女に迷いはなかった。2018年、切断手術の前日に足にお別れパーティーをしようと思い立ち、友人らを招いて切断部分の足にメッセージを書き込んでもらった。
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明るい別れのパーティーが彼女を強くした
辛い決断をしたジョーさんに対し、友人らはできるだけ明るく手術へ送り出そうと、ジョーさんの足首に「バイバイ、小さなあんよちゃん」「素敵な旅を!」といった励ましのメッセージを綴った。
ジョーさん自身も、悩んだ挙句「私ではなくなっちゃうあなたへ」と切断される足首にエールを送り、切断されるだろう箇所に点線とハサミの絵をユーモラスに描いて、翌日の手術への心の準備をした。
このお別れパーティーは、ジョーさんにとって信じられないほど治療的効果があったという。
ジョーさんによると、この足首切断手術後、不運にも転倒して合併症を引き起こし、再び手術をしなければならなくなったそうだ。
結果、ジョーさんは膝下部分を切断することを余儀なくされた。
現在ジョーさんは、義足での日常をTikTokでシェアしているが、2度の手術により脚を失った生活に慣れるまでに3年かかったことを明かしている。
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それでも今は、義足で自由に動き回れるようになり、自分の決断にも満足しているということだ。
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ジョーさんの動画を見たユーザーらは、辛い決断をしたジョーさんの勇気を称賛。「とてもクリエイティブな方法で足に別れを告げたあなたを尊敬する」「このような辛い出来事に対してユーモアを交えて共有してくれてありがとう」「切断という選択に苦しむ他の人たちの励みになるよ」といった声が寄せられている。
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written by Scarlet / edited by parumo
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