選挙の投票日が近付くと、人が多い場所を中心に、街のいたる所で候補者による選挙活動を目にします。

街頭演説だけでなく、選挙運動用自動車(通称:選挙カー)による拡声器を使った呼びかけも、代表的な方法です。

選挙カーは、活動時間を守るほか、学校や病院などの静穏を保つ必要がある施設の周囲では行わないよう定められています。

しかし、ルールを守った上の活動であっても、迷惑に感じている人がいるのは事実です。

子育て中の親が感じている、選挙カーへの不満

2児の母親である、やまぎしみゆき@yukiyama_27)さんは、長女が0歳だった頃のエピソードを漫画で描きました。

当時、なかなか寝てくれない長女に悩まされていたという、やまぎしさん。新生児が寝付かず、不眠に苦しめられる親は少なくありません。

ぐずっていた長女が昼にやっと眠り、やまぎしさんは胸をなでおろしたのですが…。

やっと眠った長女を起こしたのは、家の外を通りかかった選挙カーの拡声器。

2021年10月現在、公職選挙法では8~20時まで選挙カーでの呼びかけが認められています。また、静穏を保つ地域を除き、具体的な音量の制限は定められていません。

やまぎしさんだけでなく、ネットでは多くの子育て世代から「子供が起きてしまうので本当にやめてほしい」という声が上がっています。

また、夜遅い時間帯に働き、昼に睡眠をとる生活サイクルの人も、選挙カーに睡眠を阻害され困っているようです。

子育ての苦労も描かれたやまぎしさんの漫画に、多くの人から共感する声が集まりました。

・これはもっと広まってほしい。子育て当時を思い出して泣きそうになった。

・子育て支援をうたうなら、お昼寝の時間帯に住宅街を走らないでほしい。

・本当にこれ。育児疲れが限界すぎて、窓を開けて怒鳴りそうになったこともある。

少子高齢化が深刻な問題になっている日本では、多くの政治家が子育て支援を目標に掲げています。

真の子育て支援とは、多くの親が子供を快適に育てられる社会の実現ではないのでしょうか。

インターネットの進化やデジタル機器の普及を受け、「選挙カーは時代にそぐわないのではないか」という声も上がっている昨今。

よりよい社会にするため、有権者のこういった意見が届くことを祈るばかりです。


[文・構成/grape編集部]

出典
@yukiyama_27