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7月、米上院公聴会で発言するファウチ博士(写真:代表撮影/ロイター/アフロ

10月24日から、アメリカTwitterのトレンド上位に「#ArrestFauci(ファウチを逮捕しろ)」という物騒なハッシュタグが入っている。

ファウチとは、米政府の大統領首席医療顧問として新型コロナウイルス対策の指揮をとるアンソニー・ファウチ博士(80)のことだ。彼が一体何をしたのだろうか。

The Hillの報道によると、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)がビーグルの仔犬を病気の原因となる寄生虫に感染させて試験薬のテストを行っていたことを、非営利団体「White Coat Waste Project」が告発したという。

共和党議員を中心とする超党派の連邦議会議員は、連名でファウチ氏に書簡を送付し、ファウチ氏が所長を務めるNIAIDに対してこの実験についての説明を求めている。

White Coat Waste Projectは、The Hillの取材に応え、その残酷な動物実験の内容を明かした。

「我々の調査によると、ファウチ氏の(国立衛生研究所の)部門は、375,800ドル(約4,270万円)の助成金の一部をチュニジアの研究所に送り、ビーグルに薬を投与、空腹のサンドフライ(サシチョウバエ)を多数閉じ込めたメッシュ素材のケージに頭を入れて固定。

彼らは、犬が生きたままサンドフライに噛まれるようにしていました。また、ビーグルを9日間連続で砂漠に置かれた檻の中に一晩中放置し、サンドフライを引き寄せるための“餌”としても使っていました」。

サンドフライ(サシチョウバエ)は感染症の原因となる寄生虫を媒介するハエの一種。

この実験には44匹もの仔犬が使われ、中には吠え声で研究者を邪魔しないよう、声帯を切除された犬もいたという。

共和党ナンシーメイス議員は、声帯切除は「残酷」であり、「納税者が収めた税金の非難されるべき用途」だと指摘し、なぜこのような実験が行われたのかを、ファウチ博士自身で説明するよう要求するよう書簡で求めたと、The Hillは報じている。

Twitterでは愛犬家を中心に、実験に反発する声が急増。動物虐待でファウチ博士を逮捕すべきだとして「#ArrestFauci」を付けたツイートが次々と投稿されている。