タレントの劇団ひとり(44歳)、狩野英孝(39歳)が、MMORPG「ウォーキングデッド・サバイバー」(Elex)の新テレビCM「撮影の合間に」篇に起用され、10月28日より全国でオンエアを開始する。2人は本作がCM初共演。

“とあるビールCM”の撮影をしている際にゾンビが来る……という設定の今回のCM。2人はカウボーイ姿で撮影現場に登場し、演技内容について監督から説明を受けた後、「ちなみに、お互いになんて呼び合いましょうか?」と聞かれ、劇団ひとりは「別に親しくはないんですよね(笑)」と回答。狩野は「いやいや、なんでですか!(笑)」と間髪入れずツッコミを入れるなど、リラックスした状態で撮影はスタートした。

撮影後のインタビューでも「生で見た演技は、凄かった」と狩野が語るほど、撮影での演技力が光っていた劇団ひとり。監督からたびたび「とても良いです!」と絶賛され、「俺の演技を見て、自分に活かせ!(笑)」と狩野にも自らアドバイスを贈り、イメージトレーニングを欠かさず行ってから撮影に臨む劇団ひとりの姿に、狩野は「やっぱすごいな……!」と感心しきりの様子だった。

狩野との共演シーンでは、自ら積極的に話しかけて和やかなムードを作っていた劇団ひとり。しかしカメラが回ると一転、ゾンビに襲われるという極限な状態を一瞬で演じ上げ、その演技力に監督も「うーん、本当に素晴らしい!」と手放しで称賛した。極めつけは、襲われている狩野を猟銃を使って自ら助けるシーンでのこと。「(この場にはいないけど)自分のすぐ後ろにも、ゾンビがいる想定で銃を撃って助ける。そんな切迫したシーンを撮影したい」という監督からのオーダーに、撮影の合間に何度もイメージトレーニングを繰り返していた劇団ひとり。そして本番では、鬼気迫る表情と切れのある動き、そしてシチュエーションに合わせたアドリブを時折入れることで幅広い演技を披露、自らも「もう一回お願いします」とリクエストし、このシーンだけでも撮影は約20回に及んだ。

また、今回のCMで一番の見せ場でもある、ゾンビに襲われるシーン。自身の持ちギャグでもある「スタッフゥゥゥーーーーー!!」と助けを求める演技に、シリアスな場面ながら、おなじみのセリフがスタジオに響くシュールさに、監督やスタッフも必死に笑いを堪える。また、監督からの提案で、普通のイントネーションで叫ぶ演技もリクエストされた狩野。こちらでも恐怖に怯える演技を見事に披露し、「どっちのパターンも捨てがたい……!」と監督を悩ませるほどだった。

劇団ひとりの演技指導のおかげもあってか、そんなシリアスなシーンでも迫真の演技をする狩野。時折、監督からもOKが出たシーンが映し出されたモニターを見て、思わず「にやっ」と満足げな様子を見せた。