バイエルンのファンたちが、スポンサーの撤退を強く希望しているようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。

ファンたちが撤退を要求しているのは「カタール航空」とのこと。バイエルンに対し、圧力をかけているという。

カタール航空」は、サッカー界で数多くのスポンサーを務めており、かつてはバルセロナのクラブ史上初となるユニフォームの胸スポンサーになった他、アル・アハリ(サウジアラビア)、ローマ(イタリア)、ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)などのクラブスポンサーに。また、2017年から2022年までは国際サッカー連盟(FIFA)とパートナー契約を結び、ユーロ2020ではオフィシャルエアラインとなった。

その他、2019年からは南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催するクラブのチームの大会であるコパ・リベルタドーレス、コパ・スダメリカーナなどでもスポンサーを務めている。

今シーズンはバイエルントレーニンググラウンドにバナーがある他、ユニフォームの左肩にロゴが入っているが、ファンは抗議。イニシエーターのミヒャエル・オット氏がウェブサイトで呼び掛ける声明を発表し、カタール国内での人権侵害や汚職問題を指摘している。

「親愛なるバイエルンのメンバーへ。2021年11月25日の年次総会で、カタール航空とのスポンサー契約を継続しないようにしてもらいたいと思います。会員の皆様には、この問題に対処し、議決権を行使することを呼びかけます」

「この国は大規模な人権侵害を犯しており、スポーツにおける汚職の深刻な申し立てもあります。バイエルンは変化をもたらす代わりに、カタールを後援し、不満から注意をそらすことにより、積極的にサポートしている」

バイエルンカタールの状況について沈黙を貫く場合は、我々のクラブは無関心を示していることになる。これにより、バイエルンは評判を落とし、模範的な立場を守っていないことになる」

カタール航空に対してはこれまでも多くの批判が集まっていたが、ここにきて非常に強い反発を受けている状況。果たして、どのような結末を迎えることになるだろうか。


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