10月20日Maika Loubte(マイカ ルブテ)の2年3カ月ぶりとなるニューアルバム『Lucid Dreaming』が配信リリースとなり、本作のラストに収録されているリード曲「Zenbu Dreaming」(ゼンブ ドリーミング)のミュージックビデオが公開となった。

夢と現実が1つの物語としてクロスオーバーする”というアルバムのコンセプトから、まるで夢と現実を行き来しているように、Maikaオープンカーで様々な場所や時間を旅する様子が描かれる。色鮮やかでファンタジックな世界観は目にも美しい作品となっている。

ミュージックビデオの監督は、Maikaが2020年以降精力的に行ってきた数々のオンラインライブの撮影・ディレクションや、Maikaの代表曲である「Show Me How」のリリックビデオなども手がける映像作家・プロデューサーの大野要介が担当。

「Zenbu Dreaming」は、恋や愛や性によって紡がれていく命や人生の不思議さを歌った楽曲。“人はどこから来てどこへ行くのか”“本当は全てが夢で全てが自由自在なんじゃないか”という衝動的な感覚を楽曲で表現した。

アルバムタイトルの『Lucid Dreaming』は日本語で“明晰夢”(自分で夢であると自覚しながら見ている夢のこと)を意味し、Maika自身が夢の中で聴いた曲や体験した出来事をモチーフに制作された楽曲が多数収録されている。

収録曲には、自身が出演する​​マツダの新型車のCMソングとして一躍大きな話題を呼んだ「Show Me How」のアルバムエディットバージョンや、ゲストボーカルにAAAMYYYを迎えた「It’s So Natural」、カナダの音楽プロデューサー・Ryan Hemsworthと共同制作した「System」など、先行シングル曲も含む全14曲を収録。

インスト楽曲も織り混ざった全14曲が一つのストーリーとして成り立っているので、ぜひアルバム1枚を通して聴いてはいかがだろうか。

※「e」は、eにアキュート・アクセントを付した文字

【Maika Loubte コメント】

このアルバムは、私の意識と無意識が混在した作品にしようと思い、夢の中で聴いた音楽も収録しました。それは実験のつもりでの試みでしたが、完成してみたら実験かどうかなんてことは重要ではなかったです。社会的な分断が目立った2020年以降、私たちの唯一の共通点はなんだろうって考えました。人々が個として存在していること。その数だけ真実があること。いつか身体は動かなくなること。ただ、個人がこの世界を内包しているのか、世界が個人を内包しているのか、考えても答えは見つかりませんでした。制作中、自分の中のアイデアや感情と向き合ううちに収拾がつなくなり、いちどは完成を諦めかけたのですが、私は自分自身のために、この作品を残す必要がありました。アルバム全体を1曲として聴いてくれたらうれしいです。

Maika Loubte、ニューアルバムから「Zenbu Dreaming」のミュージックビデオを公開