セリエA第10節が26日に行われ、ミランがホームにトリノを迎えた。

 ミランは14分にコーナーキックを獲得。アウトスイングのボールをラデ・クルニッチがヘディングでコースを変えると、最後は詰めていたオリヴィエ・ジルーが押し込んでミランが先制に成功した。

 互いに見せ場をほとんど作れない中、ミランは前半終了間際にフリーキックを獲得。サンドロ・トナーリがキッカーを務めると、クルニッチが頭で合わせるがゴール右に外れ得点とはならなかった。

 トリノは53分、ベロッティがスルーパスに反応して抜け出すと、難しい体勢から右足でシュートを放つ。しかしボールはミートせず、GKにキャッチされてしまう。

 さらにトリノは76分、アントニオ・サナブリアがスルーパスに反応すると、エリア内左から左足でシュートを放ち決定機を迎える。GKはこれを弾いて後ろにこぼれるが、得点に繋げることはできなかった。

 両チーム球際の激しい戦いを繰り広げるが、これといったチャンスはなかなか訪れない。ミランは87分にズラタン・イブラヒモヴィッチを投入して攻撃にアクセントを加える。

 試合は終了間際まで一進一退の攻防が続いたものの、そのままスコアは動かず試合は終了。セットプレーからの少ないチャンスを物にしたミランが1-0で勝利を収め、ナポリの一足先に勝ち点3を積み上げて暫定で首位に浮上した。

【スコア】
ミラン 1-0 トリノ

【得点者】
1-0 14分 オリヴィエ・ジルーミラン

ミランはジルーの先制弾で勝利し、暫定で首位に浮上した [写真]=Getty Images