中国のポータルサイト・百度に24日、「どうして日本の女性は『カワイイ』を強調するのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、欧米の女性について多くの人が「セクシーさ」を想起するのに対し、日本の女性については「カワイイ」が代名詞になっていると紹介。日本に行くと、現地の女性たちがかわいさを求めたメイクや服装のコーディネートをしたり、「カワイイ」という言葉を好んで使ったりするのを見かけるとし、「どうして日本の女性はいつも『カワイイ』を強調するのか」と疑問を提起した。
 
 その理由についてまず、「カワイイ」が日本の伝統的な女性のイメージに対する反抗であるとの考えを示した。日本では女性の就職率が高まりつつあるものの、依然として社会全体には「男は外、女は中」という考え方が根強くなっていると指摘。日本の女性に対する伝統的なイメージは「良妻賢母」であり、夫を立てて自らは前に出ないというものであり、このイメージに反抗する形で「カワイイ」という日本女性の新たなイメージが育っていったとしている。
 
 次に、「カワイイ」という言葉が非常に便利な形容詞であることを挙げた。日本では「カワイイ」という言葉は女性の顔に留まらず、服装、化粧、内在的な性格、言動や仕草などにまで広く用いられるとしたほか、他人から「カワイイ」と言われて反感を覚える人はほとんどおらず、むしろその人に親近感を抱きやすいと説明。「セクシークールという言葉に抵抗を覚える人入るが、カワイイという評価を拒絶する人はいないのだ」とし、「カワイイ」には人どうしのコミュニケーションを円滑にする「魔法の言葉」的な要素が含まれているとの見方を示した。
 
 また、日本の女性の多くは小顔、丸顔で、背が比較的低いため、セクシーさを求めるよりも、「カワイイ」路線を選びやすい傾向にあると紹介。さらに、比較的背の高い女性でもかわいさを醸し出している日本人女性は多く、その最たる例が身長170センチガッキーこと新垣結衣さんであると伝えた。
 
 このほか、「カワイイ」は日本文化の中で重要な美的な感情の一つであり、その歴史は平安時代に発表された女流作家・清少納言の「枕草子」にまで遡ることができるとした。そして、1960年代の高度成長期に入って女性の社会進出が徐々に進み始めると、国内の消費市場やファッション業界における女性の重要性が高まり、時代をリードする大衆文化として「カワイイ」という概念が普及していったと紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

なぜ日本で「カワイイ」がもてはやされるのか=中国メディア