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勤めていた会社を解雇されてしまった男性が、TikTokで自己アピールをしてみたところ求人オファーが殺到し、嬉しさを通り越して驚いているという。イギリスの『LADbible』やインドの『Times Now』が報じている。


■SNSで職探し

イギリスロンドンに住んでいるジェイ・ビーチさんという男性は、ある会社のマーケティング部門に勤めていた。ところが新型コロナウイルスの影響で会社の業績が悪化。やがて解雇を言い渡されてしまったという。

すぐにでも新たな仕事を見つけなければならなかったジェイさんは、自己アピール動画を制作し、TikTokに投稿するすることを思いついた。


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■「やってみせるよ」

ハローワークに行ったり、求人サイトで応募したり、履歴書を長々と書いてといった通常の方法でなく、何か斬新なことをしてみたかった」というジェイさん。

動画では、グロリアゲイナーの有名なディスコソング『I Will Survive』に合わせ、「マーケティングの仕事をしてたけど、クビになっちゃった。落ち込んでいたけど、もういつもの自分に戻ったよ。さぁ、みんな電話してくれ。僕はやってみせるよ!」と、ひたすら陽気に歌って踊ってみせた。

■1日平均7件の面接

その動画は多数の企業の担当者の目に留まり、このご時世にもかかわらず、ジェイさんには職のオファーが殺到する事態に。

最近では1日平均7件もの面接を受けているといい、「僕に興味を持ってくれた皆さんに、心から感謝しています。慎重に企業を選んでおり、残念ながらこちらから断らなければならない時もあります」とメディアに語っている。


■ありのままの自分を披露

動画では赤毛でヒゲを生やし、体中に掘られたタトゥーも披露しているジェイさん。柄にもない自己アピールが記された履歴書を提出し、取り繕った姿で面接官とやり取りする従来のやり方には、偽善や窮屈さを感じていたそうだ。

「赤毛でタトゥーがいっぱいあることへの偏見もなく、陽気な性格のありのままの僕を受け入れようとしてくれる企業に就職できれば、それは双方にとってきっとプラスになる」という信念の下、就職活動は現在とてもポジティブなものに変わっているという。

自己アピール動画で職のオファー殺到中の男性 求人担当者もSNSを注視か