面接官「なんでその仕事を継がないの?」

面接官「なんでその仕事を継がないの?」

採用担当の面接官は、冷静に応募者と接してほしいもの。だがキャリコネニュース読者から寄せられる投稿には、感情に流されて非常識な態度をとる面接官のエピソードが珍しくない。熊本県の30代後半女性から、こんな意味不明な面接官に遭遇したという経験談が届いた。

※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ

「面接を受けにきたのが無駄になるくらい意味のわからない状態」に

「昔、パソコン教室の講師を募集していたのでハローワークを通して応募しました。面接までたどり着いたのはいいのですが、 出てきたのは女性社長と秘書らしき女性」

と振り返る。 最初は普通に面接が進んでいたが、女性が結婚適齢期だったためか話は妙な方向に流れていった。

「『お付き合いしてる人はいないの?』から始まり、途中から『実家のご両親は何をしているのか?』という話になり。素直に『電気屋です』と答えたら、『なんでその仕事を継がないの?』『個人の電気屋さんの娘なら働かなくてもいいのに』『県内にあちこちお客さんいるなんてすごぉい』と面接を受けにきたのが無駄になるくらい意味のわからない状態になり、後半は適当に流して帰りました」

厚労省は、採用選考では「家族状況や生活環境といった、応募者の適性・能力とは関係ない事柄で採否を決定しない」よう注意を呼びかけている。実家に関する質問は明らかにアウトな質問だろう。女性は面接が終わった後も、怒りが収まらなかった。

「面接終了後、胸糞が悪かったのでハローワークに相談をすると、先方から『謝罪をしたい』『(両親の会社が)個人の会社のくせに沢山お客さんがいてムカついたからあんな態度を取ってしまった』と驚くような回答が返ってきてびっくり。後日、不採用通知が来ましたが謝罪もお断りしました」

「謝罪をしたい」といいながら、とても謝罪する気持ちがあるとは思えない言葉を聞いた女性。「今は別の会社で働いてますが、あんな社長の下で働かなくてよかったなと思います」と心境を綴っていた。

「なんで実家を継がないの?電気屋さんの娘なら働かなくてもいいのに」面接官の意味がわからない発言