ロシア連邦のハカス共和国で今月初め、2つの頭を持つ奇形の牛が誕生した。牛は人工授精によって繁殖されたもので、SNSで衝撃的な写真が拡散している。『The Daily Star』などが伝えた。

奇形の牛が誕生したのはマトケチク(Matkechik)という村の個人経営の牛舎で、経営者は2つの頭に豚のような体を持つ子牛に驚愕し、獣医に連絡した。

残念なことに子牛は死産で、母牛も出産後数日で死んでしまったそうだが、子牛の写真がSNSに投稿されると拡散した。

写真では子牛の体はピンク色で被毛がなく、パッと見た感じでは豚に見える。ただ頭は2つあり、豚特有の鼻はない。また目、耳、鼻など顔のパーツの数は正常で、目を閉じて長い舌を出したままで息絶えている。

ハカス共和国の農業食料省獣医学局は今月25日、声明で奇形の牛が誕生したことを認めており、「子牛は死産で、母牛にとっては初めての出産でした。奇形の理由は遺伝子の突然変異や染色体異常などによるもので、内部環境と外部環境によって引き起こされます」と述べた。

一方で同局は、人工授精の実験や異種交配によって奇形の子牛が生まれることも示唆しており、人工授精は専門的知識や技術を持った農場で行うように呼びかけた。

なおこのニュースには「奇形を神として崇める国もあるよね」「豚と牛を交配させたのかしら?」「人間が作りだしたのでは?」「もし実験の結果として生まれたのなら、今すぐ止めるべき」「これは衝撃的」といったコメントがあがった。

ちなみに今年2月にもタイで2つの頭を持つ子牛が誕生したが、生まれてからわずか30分後に死んでしまったという。

画像2枚目は『The Daily Star 2021年10月26日付「Mutant two-headed calf born with pig-like body and double tongue baffles Russian farmer」(Image: Ninel Karacakova/Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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