2012(平成24)年の10月28日新幹線初の「全車2階建て車両」であったE1系新幹線「Max」が引退しました。

後継E4系に道をゆずる

2012(平成24)年の10月28日新幹線で初めての「全車2階建て車両」であった、JR東日本E1系「Max」の全車両が営業運転を終了しました。

E1系新幹線は1994(平成6)年7月15日にデビュー。新幹線では初めて、車両自体への愛称「Max」がつけられました。「Max」は「Multi Amenity eXpress」の略です。ちなみに車両完成時の愛称は「DDSDouble Decker Shinkansen)」だったそうです。

デビュー当時は「グレー+エメラルド+白」の塗色でしたが、2003(平成15)年に塗色変更。おなじみの紺とトキ色のカラーになっています。

E1系を使う列車は「Maxやまびこ」「Maxとき」のように、列車名に「Max」を冠することで分かりやすくしました。後継となるE4系電車を使う列車も同様で、「Max」はJR東日本の2階建て新幹線車両の代名詞となりました。

E1系の製造数は6編成72両。引退後は先頭車1両が鉄道博物館さいたま市大宮区)で展示されています。

全車両2階建てにより大容量輸送を実現したE1系「MAX」。