小室夫妻

小室圭さんとの結婚で皇室を離れ、ニューヨークでの新生活に向けた準備を進めている小室眞子さん。「入籍のみで華やかな挙式なし」となったことを、海外のメディアはどのように見ているのだろうか。

また、なぜそのような形になったのか、自国の人々に経緯をどのように伝えているのだろうか。26日に結婚会見を終え、海外主要メディアの報道も出そろった感があるが、取り上げ方や論調はそれぞれかなり異なっているようだ。


■米国メディアは同情と祝福

「私は眞子さんを愛しています!」と、結婚会見でいきなり放たれた圭さんのこの言葉に、日本では「臆面もなくあんな表現を」「演技がかっていて違和感が」などと苦笑した人もいた。しかし、はっきりとした愛情表現を好むアメリカ人にはウケたようだ。

NBC News』は「ふたりの変わらぬ愛が反対していた秋篠宮殿下を説き伏せた」と報じ、『ニューヨークタイムズ』紙は「たった一度の人生を愛する人とともに過ごしたい」という言葉を評価している。

他にも「婚約者側の400万円の借金問題で、一時金の1億4,000万円を辞退したプリンセス」「華やかな挙式や一時金をあきらめてもふたりは純愛を貫いた」と報じるなど、アメリカのメディアのほとんどが若いふたりを祝福し、かつ同情を寄せている様子だ。


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■「支持者に感謝し批評家には反論」

ただし『NEW YORK POST』は2日付の記事で、「日本のプリンセス・マコは庶民と結婚する。それはまるで“お金のない”メグジット(ヘンリー王子の王室離脱までの一連の騒動)だ」と記していた。

メーガンさんは女優で自身にも資産があり、ヘンリー王子に出会えたように、慈善活動を通じて社交的地位がある人々との人脈を築いていた。同じ一般人でも、“お金がある”相手との結婚だったというのだ。

また同紙は26日の結婚会見についても、眞子さんが「誤った情報が真実と見なされ、根拠のない話が広まった」と表現したことに触れ、「支持者に感謝するも批評家には反論した」と伝えている。

■中国メディア「眞子さんの思い通り」

メディアの報道を受け、眞子さんの結婚は中国でもSNSの大きな話題になり、「純愛を貫いたプリンセス、おめでとう」といった祝福の言葉が目立つ。

ただし圭さんのニューヨーク留学や現地での就職は、海外に拠点をつくってほしいと願った眞子さんの意思が反映されたものであることに触れ、「日本の皇室から離れたかった眞子さんの思い通りに」という厳しい意見もある。

上昇志向の強さゆえ、皇族という格別なステータスに魅かれたのだろうとして、中国ではそもそもあまりウケが良くなかった圭さん。

『網易新聞(NetEase)』は成り上がりの男を意味する「鳳凰男」という言葉を、また『騰訊(Tencent)』はヒモを意味する「軟飯男」という言葉を使用したことさえある。


■皇室で生きる女性たちは…

『abc7 New York』は眞子さんの結婚に際し、「精神的なバランスを崩したのは内外から攻撃を受けたため」と記している。「内」とは皇室や宮内庁のことだろうか。

祖母の上皇后美智子さまが1993年に心因性の失声症を発症し、皇后雅子さまは男の世継ぎを生まないとの批判にさらされ、2004年に適応障害と診断されたことを紹介。「苦しんだのは眞子さんひとりではない」と報じた。

なお、窮屈な世界から羽ばたきたいと常に願い、親が持ち込む縁談を嫌う若者が急増するインドでは、『Scoop Whoop』が「愛は勝つ。困難にもめげずプリンセス・マコは庶民の彼氏と結婚」と報道。ふたりの結婚を祝福した。


■独メディアは問題を改めて羅列

また、ドイツメディアの『DW』は、「皇室の結婚においてここまでざわついた例はない」として、改めて小室さん側の問題点を羅列。母親・佳代さんと元婚約者との金銭トラブル、親族の自殺、さらに先祖は在日韓国人かという報道があることにも触れている。

若いふたりは、第二の人生を日本のゴシップなど興味もないというニューヨークで始めようとしている。ただし、あの結婚会見を「飛ぶ鳥跡を濁さずとはならなかった」と言い、今後も何らかの暴露が続くと予想する人は多いようだ。

小室眞子さん・圭さん結婚の海外報道 「愛は勝つ」「代償は甚大」「姑に問題」