経済産業省によると、2020年のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は19・3兆円に上った。そのうち物販系分野の上位は「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」(2兆3489億円)、「衣類・服装雑貨等」(2兆2203億円)、「食品、飲料、酒類」(2兆2086億円)、「生活雑貨、家具、インテリア」(2兆1322億円)。この4カテゴリーで物販系分野の73%を占めているという。長引くコロナ禍で拡大するオンラインショッピング。消費者はどうやって品定めをしているのか。


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 ネオマーケティングが全国の20歳~79歳の男女1000人を対象に、「リアル店舗とオンラインショップ」をテーマにしたインターネットリサーチ(調査期間9月15~17日)を実施。面白い傾向が浮かび上がっている。

 商品購入までの購入の上位は、①口コミサイト・掲示板を見る(32・3%)②ブラウザ検索して商品自体の詳細を見る(29・3%)③実店舗にも行って実物を確かめる(26・7%)④複数のオンラインショップをはしごして商品を比較する(26・2%)⑤実店舗にも行って値段を比較する(20・2%)⑥クーポンがあるかを確認する(15・7%)――。

 このあたりまではよくあるパターンだが、続いたのは⑦YouTubeで商品レビュー動画を観る(12・7%)。いわゆるインフルエンサーらの発信を重視する人が増えているようだ。その割合は8人に1人に上る。以下、⑧友人・家族・パートナーに相談する(9・7%)⑨Twitterで口コミを見る(8・3%)⑩その他SNSで口コミを見る(6・6%)が続く。

 ちなみに、実店舗での商品購入までの行動トップ5は以下の順だった。①販売員に相談する(27・0%)②複数店舗をはしごして商品を比較する(24・9%)③その場でスマホからオンラインショップとの値段を比較する(23・6%)④クーポンがあるかを確認する(17・5%)⑤家族・友人に相談する(14・9%)――。オンラインでもリアルでも「家族・友人」に相談する割合は10人に1人以上だ。

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市場規模19兆円 オンラインショッピング8人に1人が「YouTubeで商品レビュー観る」