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 全米屈指のアフリカアメリカ人の名門大学として知られるアメリカワシントンD.C.ハワード大学で、現在100人以上の学生らによる抗議デモが行われている。

 理由は、学生が住む寮の状況があまりにもひどすぎるからだ。室内にはカビやキノコが生え、ゴキブリネズミが出没、また配管からの水漏れなども発生。こうした事態はどうやら長年続いていたようで、改善を求めるよう学校側に要求しているという。

【画像】 ハワード大の学生、寮の現状を訴えるデモ活動を実施

'Rats, roaches, mold': Howard University students protest housing conditions | FOX 5 DC

 現在、ハワード大学の学生たちは、ハッシュタグ#Blackburntakeoverソーシャルメディアに寮の酷さを次々と投稿し、大学側にその改善を要求する抗議デモを実施中だ。

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 学生らがシェアした投稿によると、寮内にはカビが広がり、靴や衣類にまで発生。シンク下にはキノコが生え、配管メンテナンスが不十分なためにパイプから水漏れし、更にはネズミゴキブリまで出没する事態となっているようだ。

 2年生まで寮生活だった先輩学生は、「寮には暖房のない部屋もあれば、配管パイプが破裂していて水漏れしている部屋もあった」と話しており、問題が以前から続いており解決されていないことが伺える。

 また、別の学生は2019年に寮内のクローゼットネズミが出没した時の動画をシェア

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 更に別の学生は、部屋が浸水して滑って転んだ時でさえ、大学側は移転を拒否したことを明かしている。

 こうした状況は、学生の健康状態にも影響を及ぼしている。大学で研究をしているマリオ・ビーティ准教授は、このようにTwitterシェア

先週、私の学生の1人は実家に戻って医師に診察してもらったところ、寮内に発生しているカビが原因による喘息と診断されたようです。

大学側は、学生が経験しているこの現状を早急に解決すべきです。

 同大学のキャンパス内にある寮の費用は、1年間で9300ドル(約106万円)。しかし、こうした汚部屋状態は学生の生活の質に悪影響を与えているとして、デモ中の学生らは共用エリアの外にテントを張って寝泊まりしたり、大学センター内の床に寝袋を置いて眠ったりする者が続出している。

デモ指導者と学生側が話し合い

 このデモが起こったのは、学生たちが寮での問題を大学の管理課に報告したところ、却下されたことが原因だ。

 100人以上集まった学生たちは、大学側に対して10月末までに大学長とのタウンホールミーティングをし、問題に取り組むよう要求。問題が何年も前から続いていて改善が遅れていることを指摘し、大学側は学生からの嘆願をほとんど無視していると非難した。

 2021年の学生の流入が2019年より400人以上多いことが、寮不足の根本的な原因と述べる大学側とウェイン・フレデリックキャンパス学長は、このほど抗議デモを組織している学生指導者とミーティングをしたことをこのように明かした。

寮内には、数点の問題があるかもしれません。当キャンパスは、学生が提起した住居への懸念と要求のリストについて話し合い、積極的に取り組んでおります。

書面化された施設の報告はわずかしかありませんが、各居住者にインタビューするため戸別訪問を試みるなど、管理課はキャンパス内の全ての寮を視察して調査中です。

 学生たちは、自分たちの懸念が大学側に正式に認められ、問題改善を約束するまでデモを終わらせることを拒否しているが、一部の学生は抗議に対する退学処分の脅威に晒されているという。

目標としては、生徒らの懸念に耳を傾け前進する道を見つけることです。常に彼らに同意するとは限らないが、対話と解決策を受け入れる用意はしています。

 このように述べている大学側。果たして、学生らの訴えは聞き入れられるのか。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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ハワード大学の寮が汚部屋すぎて、学生らが抗議デモを実施