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中国・湖北省荊門市のマンションで今月23日、リードをしたままの小型犬がエレベーターで宙吊りになっているところを宅配業者の男性が危機一髪で救い出した。当時の様子は監視カメラが捉えており、『The Daily Star』『South China Morning Post』などが伝えて拡散している。

事故があったのは23日午後8時過ぎで、動画ではリードをした犬がマンションの22階からエレベーターの中に入っていくのが見て取れる。飼い主は見当たらず、エレベーターの中にも人はいない。

その後ドアが閉まり、エレベーターは犬のリードの一部が外にはみ出した状態で下降を始める。するとドアに挟まれたリードはどんどん上昇し、引っ張られた犬は瞬く間に宙吊りになった。

エレベーターのドアを足で引っ搔くようにしてもがく犬。しかし幸運とはこういうことを言うのだろう。1階下の21階でドアが開くと、外では宅配業者の男性がエレベーターを待っており、大きく揺れてパニック状態の犬に気づくと優しく抱きかかえた。

男性は当初、エレベーターからぶら下がったリードを外そうとしたが上手くいかず、エレベーターのドアが開閉を繰り返すなか、最後は首輪を外して救出した。

とんだ災難に遭った犬はその後、この男性が飼い主を見つけて引き渡しているが、『The Daily Star』によると、飼い主は犬がいなくなったことに全く気づいていなかったという。

なおこのニュースには「マンションで犬がいなくなっても気づかないなんて、犬を飼う資格なし」「この犬は本当にラッキーだった」「あのまま1階まで行っていたらと思うとゾッとする」「助かって良かった」といったコメントがあがっている。

ちなみに今年10月にはロシアのマンションで、飼い主が持つリードに繋がれた犬がエレベーターに乗りそびれて宙吊りになった。幸いにも犬は救助されて無事だったが、犬を全く確認しなかった飼い主を非難する声が多数あがっていた。

画像は『The Daily Star 2021年10月27日付「Hero deliveryman saves dog being strangled to death by leash in moving lift」(Image: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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