大泉洋・川口春奈

12月31日よる7時30分より放送される『第72回NHK紅白歌合戦』の司会に、俳優・大泉洋、女優・川口春奈、NHKの和久田麻由子アナウンサーが決まったことが29日、発表された。


■センスを高く評価

大泉はこれまで、同局では大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)や『真田丸』(2016年)、連続テレビ小説『まれ』(2015年)などに出演。2018年からは、同局の音楽番組『SONGS』で、番組の顔である「責任者」を務めており、2022年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では源頼朝を演じることも決まっている。

『紅白』の司会は、史上初の無観客開催となった昨年に続いて2回目で、同局では大泉を「人気・実力ともに日本を代表する俳優であり、明るく巧みな話術に、抜群のユーモアのセンスを持っている方」と評価。「歌やアーティストへの熱い思いが、新たな司会スタイルでお送りする『紅白歌合戦』をリードしてくれると思います」と期待を寄せる。


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■初司会に期待

一方の川口は、同局のドラマ『受験のシンデレラ』(2016年)に出演したほか、昨年の大河ドラマ『麒麟がくる』では、織田信長の正室・帰蝶を演じた。同作では、放送前に出演者が降板し、準備期間のない中で代役を引き受けて演じきった。また、2022年度前期の連続テレビ小説『ちむどんどん』では、ヒロインの姉を演じる予定となっている。

『紅白』の司会は今回が初めてで、同局では「どんな新しい色を『紅白歌合戦』に加えてくれるか大いに期待しています」としている。

■全員の呼称を統一

和久田アナは、『ニュースウオッチ9』のキャスターを務めており、今年開催された東京オリンピックの開会式、東京パラリンピックの閉会式の実況を担当。両大会の競技中継のキャスターも担当した。『紅白』の司会は2019年以来、2度目となる。

なお、これまではそれぞれ「白組司会」「紅組司会」「総合司会」と呼称していたが、今回からは全員を「司会」に統一。番組の進行と、出演するすべてのアーティスト・歌手を応援する存在となる。


■テーマは「カラフル」

今回の番組テーマは「Colorfulカラフル~」に決定。昨年から続くコロナ禍で日常の暮らしが変わり、どことなく彩りに欠けた風景が当たり前になりつつある中、1年の最後の夜に、世の中を少しでも「カラフル」に彩りたいとの思いや、「多様な価値観を認め合う」との思いが込められているという。

例年は東京・NHKホールで開催されていたが、同ホールが改修工事のため来年6月まで休館中ということもあり、今回は東京国際フォーラムでの開催に。これまでにないスタイルの『紅白』となりそうだ。

『第72回NHK紅白歌合戦』司会は大泉洋&川口春奈 これまでにないスタイルに