超美女に告白されても応えられない自分への焦り、意中の男性に告白しては振られてばかりの高校生活、絶対的な味方だと思っていた母との軋轢──オープンリーゲイとして創作を続ける著者が描く、自らのセクシャリティに戸惑う少年のリアルな青春。
実らないからこそ、恋はかがやいて見えるのだろうか……。
ぜひここを読んでください!
●「親ガチャ」大当たり! でも、人生は甘くない。
「グループ企業の御曹司」として生まれ、「幼稚舎から慶應」のセレブ人生。大学卒業後は「台湾で起業」し、「オープンリーゲイ」の歌人として新人賞を総なめ……ドラマのような人生を送ってきた著者が、セレブならではの苦悩や、「普通じゃないこと」に対する恐怖、叶わぬ恋への渇望を赤裸々につづった自伝的青春小説!

●全編にちりばめられる眩い恋の歌――まさしく、現代版『伊勢物語』!
15歳のときの初恋から台湾に渡るまで、青春時代の7年間に「僕」が出会った恋を、物語の中に短歌を交えて綴ります。

●シングルマザーとゲイの息子。これからの時代の家族の物語。
12歳のときに両親が離婚してから「絶対的安全地帯」だった母に、本当の気持ちを伝えられるのか……葛藤し、衝突しながらも自立へと向かっていく「僕」と母の絆に感涙必至!

●31文字がエモい。SNSきっかけで再ブームの≪短歌≫
大ヒット『ホスト万葉集』の編者でもある著者による、ありのままをぶつけた渾身の新作短歌が満載!

あらすじ
性愛の対象が同性であることに気付いたのは、中学生の頃だった――。
有名企業の経営者一族に生まれ、何不自由ない学生生活を送っているフリをしていた「僕」だったが、ある日、同級生男子への思いを綴った「妄想ノート」がクラスの女子に見つかってしまい……。同級生への初恋、出会い系サイトでの冒険、そして人生初の大失恋に家族への露呈――折々で胸に沸き起る狂おしいほどの恋情を歌にしながら、「恋に恋する」ゲイの「僕」が、出会いと別れを経て大人になっていく過程を、瑞々しい短歌と90年代カルチャー満載で描く自伝的青春小説。





                  
                  【著者略歴
小佐野 彈(オサノ ダン)
1983年東京・世田谷生まれ。1997年、慶應義塾中等部在学中に作歌を始める。慶應義塾大学経済学部卒。大学院進学後に台湾にて起業。現在、台湾台北市在住。2017年「無垢な日本で」で第60回短歌研究新人賞受賞。2018年、第一歌集『メタリック』(講談社)刊行。2019年第12回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」、第63回現代歌人協会賞受賞。2019年6月に初の小説『車軸』(集英社)刊行。また、俵万智、野口あや子との共編書に『ホスト万葉集』『ホスト万葉集 巻の二』がある。最新歌集は『銀河一族』(短歌研究社刊11月30日発売)。






本書概要
タイトル:僕は失くした恋しか歌えない
著者名:小佐野彈
造本:四六版(272ページ)
価格:1870円(税込み)
発売日:2021年11月29日
【URL】https://www.shinchosha.co.jp

配信元企業:株式会社新潮社

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