プレミアリーグ第10節、レスター・シティvsアーセナルが30日に行われ、0-2でアウェイのアーセナルが勝利した。

共に14ポイントで並ぶ両チーム。レスターは序盤戦こそ苦戦したものの、ここ2試合はマンチェスター・ユナイテッドに快勝するなど連勝中。3日前に行われたEFLカップでもブライトンを下してベスト8入りしている。

対するアーセナルも徐々に調子を上げてきているチームのひとつ。今節も先発出場の冨安加入以降はリーグ戦6試合負けなしで、前節はアストン・ビラに勝利。また、EFLカップではリーズ・ユナイテッドを下してこちらも準々決勝に駒を進めている。

勝った方が上位に喰らいつけるシックスポインター。開始50秒、いきなりアーセナルがゴールに迫る。サカが右サイドからラカゼットとのワンツーでボックス右に侵入。ゴール前へのパスがアマルティに当たってあわやオウンゴールかというシーンを迎えた。

すると早くも試合が動く。5分に立て続けにCKを得たアーセナル。2度目となった右CKでサカがクロスを上げると、ガブリエウが頭で合わせてネットを揺らした。ガブリエウはリーグ戦では11カ月ぶりのゴールとなった。

その後も攻勢を続けるアーセナルは、5分から10分にかけてはオーバメヤンとトーマスのシュートがGKシュマイケルを強襲。一方、出鼻を挫かれたレスターは12分にボックス手前の絶好位置でFKを得たが、マディソンのシュートは壁に激突した。

レスターは何度か攻勢に転じる雰囲気は出すものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。18分にはマディソンからヴァーディへのパスが繋がらずカウンターの餌食に。ボールを奪ったアーセナルはトーマスが自陣中央から素早く右サイドのサカに展開。ボックス中央でパスを受けたラカゼットは相手に寄せられシュートは打てなかったが、こぼれ球をスミス・ロウが流し込んで追加点を挙げた。

以降はホームチームがやや盛り返す展開となるが、やはりフィニッシュの場面は増えない。そんなレスターアーセナルを脅かしたのは43分のこと。序盤のFKと同じボックス手前中央でFKを獲得し、再びキッカーを務めたマディソンのシュートは壁を越えてゴール右上を捉えたが、GKラムズデールに片手で弾かれたボールはクロスバーに当たってゴールならず。セカンドボールにはヴァーディが反応したが、ここもラムズデールが立ちはだかり、最後はゴールライン上でトーマスにクリアされた。

2点ビハインドのまま後半を迎えたレスターは、ハーフタイムにイヘアナチョとアマルティを下げてルックマンとバーンズを投入しテコ入れ。これにより布陣も4バックから3バックに変更となった。

この采配が功を奏し、後半は一転してレスターペースに。次々とゴールに迫る中、53分には速攻で右サイドの高い位置でボールを持ったヴァーディの折り返しバーンズがシュート。枠を捉えることはできなかったものの、明らかにゴールへ近づいていく。

55分には、ティーレマンスからボックス左でパスを受けたトーマスが右ポストの外側をかすめる鋭いシュートを放つ。続く58分にはルックマンに決定機。しかし、GKラムズデールが変わらず好セーブを見せる。

その後はアーセナルもゴールチャンスを作り始め、試合は次第に一進一退の様相を呈す。70分にアーセナルはCKの流れからオーバメヤンが決定機を迎えるが、GKシュマイケルに止められる。レスターも75分にティーレマンスのクロスからバーンズがヘディングシュートを放つが、惜しくも枠の外。

その後は膠着状態が続いたまま試合終了。アーセナルリーグ戦3連勝を収めている。


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