インテルは31日、セリエA第11節でウディネーゼと対戦し、2-0で勝利した。

ここまで10試合を終えて、勝ち点28でトップに並ぶナポリミランを7ポイント差で追う3位インテル。直近3試合ではラツィオユベントス戦で勝ち点を落としてしまったが、4日前に行われた前節のエンポリ戦で3試合ぶりの勝利を収めた。

およそ1カ月ぶりの連勝を目指す今節は、エンポリ戦からスタメンを7人変更。まずは9分、開幕から11試合連続スタメンとなったバレッラがミドルシュートを狙っていく。その後も13分、15分とバレッラがシュートを打っていくが、ここまでは単発的な攻撃が続く。

20分から25分にかけてはCKから2度のチャンスを迎え、その2度目のCKの流れでバレッラに決定機。左サイドから上がったクロスをボックス中央で収めフィニッシュまで繋げたが、ここはGKの正面に飛ばしてしまった。結局、前半は0-0で終了。インテルは8本のシュートを記録したが、そのうち7本はバレッラによるものだった。

後半もインテルがペースを握るものの、あとひとつフィニッシュの精度が上がらない。それでも60分、一瞬のアイデアが堅い守備を崩した。

バストーニが自陣左サイドから強めの縦パスを入れると、受けにきたペリシッチがベカンのチェックを引き寄せてスルー。これでさらに一列前のホアキン・コレアにボールが渡ると、ドリブルでボックス左にカットイン。最後は右足でゴール左下を打ち抜いた。

ようやく試合を動かしたインテル。これでやや前がかりにならざるを得ないウディネーゼに対し、強かにその隙を突く。68分、自陣右サイドでボールを持ったバレッラの浮き玉のパスに反応したダンフリースが絶妙なタイミングで裏抜け。マイナスの折り返しをホアキン・コレアが受け、ボックス中央から右足でシュートを突き刺した。

この直後、インテルチャルノールとドッピエッタのホアキン・コレアを下げて、ビダルとサンチェスのチリ代表コンビを投入する。するとこの2人が次々とチャンスに絡み、ビダルは73分に左ポストをかすめる鋭いミドルシュートを放つ。

しかし、ウディネーゼも防戦一方というわけにはいかない。80分過ぎに渡舟出場のデウロフェウがGKバンダノビッチを強襲するシュートを放つと、そのCKの流れでネットを揺らす。だが、ここはオフサイドでノーゴールの判定に。インテルは肝を冷やすシーンとなった。

これで今一度気を引き締め直したインテル。その後は危なげない試合運びでクローズ。本拠地で2-0の勝利を収めた。

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