ローマイタリア代表DFジャンルカ・マンチーニが審判を猛烈に批判した。『フットボールイタリア』が伝えている。

G・マンチーニは10月31日に行われたセリエA第11節のミラン戦に先発。チームは前半に先制点を許すと、53分にはDFロジェール・イバニェスのタックルがPKの判定を受け、リードを広げられる苦しい展開を強いられてしまう。その後はミランのDFシモン・ケアーがボックス内でMFロレンツォ・ペッレグリーニに対してファウルを冒したように見えるシーンがあったものの、笛は吹かれず、ローマが1-2で敗れた。

試合後、ジョゼ・モウリーニョ監督は主審のファビオ・マレスカ主審へのコメントを「ベンチ入り禁止になってしまう」と拒否したが、『DAZN』のインタビューに応じたG・マンチーニは痛烈な批判を展開。明らかに偏った判定だったと怒りを露わにしている。

「僕たちは監督の怒りを共有しており、皆があの出来事を見たはずだ。イバニェスが受けたPKのファウルは、絶対にPKではなかった。審判はVARでもう一度チェックするよう言われていたが、それでもあの判定をした」

「ディフェンダータックルできず、腕を後ろに回してジャンプしなければならないようだね。それはもうサッカーではないよ」

「そして最後に大きなPKがあったはずだろう。ケアーのタックルはペッレグリーニの足に当たっていたんだ。それなのに、VARは介入もしなかった。明らかにおかしいよ」

「審判はファウルをあまり与えたくないと言い続けた割に、あんなにも簡単にPKを与えた。ボックス内で2人の選手がボールを奪い合う、ごく普通のタックルだったのにね。(ファウルを受けた)イブラヒモビッチは、シュートを打てる状態でもなかった」

「僕は試合終了のホイッスルが鳴った後、マレスカのところに行った。そして、今言ったように、あれは普通のタックルであり、イブラヒモビッチはシュートも打てなかったと伝えたよ」

また、G・マンチーニは他リーグの判定と比較したうえで、マレスカ主審を糾弾。この判定は受け入れることはできないと、憤りを隠さなかった。

「僕は多くのサッカーを見ている人間だと思う。だからこそ、この試合で12枚のイエローカードは多すぎだと分かるんだ。プレミアリーグを見てみて欲しい。そこで今日のようなジャッジをしたら笑われるだろうね」

「敬意を払っていないわけではないが、正直なところ、冗談のようにしか感じられない。ケアーはボールではなくペッレグリーニの足に触れていた。だまされたような気分だよ」

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