主審のフアン・ルカ・サッキ氏(37)が、抗議に対しても毅然とした態度を示した。

ルカ・サッキ氏は10月31日に行われたセリエA第11節、インテルvsウディネーゼ戦の主審を務めた。試合はFWホアキン・コレアの2ゴールでインテルがリードを奪うも、ウディネーゼが終盤に反撃を見せる。

80分過ぎにCKを得ると、ショートコーナーの流れからFWジェラール・デウロフェウがネットを揺らす。だが、オフサイドの判定となり、ノーゴールに。この判定にデウロフェウは猛抗議し、人差し指を振りながらオフサイドではないと主審に詰め寄った。

すると、抗議に対してルカ・サッキ主審も怯むことなく対応。デウロフェウを上回る形相と叫び声で選手の抗議を一蹴した。

毅然とした態度を見せた主審を、ファンも面白がったようだ。SNS上には「それ大好き」、「EFLやプレミアリーグにもこの種の審判が必要」、「落ち着いてと叫ぶって笑」などの声が上がったほか、6年連続で世界最優秀審判に選出されたイタリアのレフェリー、ピエルルイジ・コッリーナ氏(61)のようだと引き合いに出すものもいた。

実際には、デウロフェウ自身はオフサイドではなかったが、直前のプレーオフサイドポジションにいたDFイエノマ・デスティニー・ウドギが関与しており、判定は正しかった。

試合は以降、インテルが危なげない試合運びを見せてクローズ。本拠地で2-0の勝利を収め、2連勝を飾っている。



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