トッテナムは2日、新指揮官アントニオ・コンテ氏(52)を招へいしたことを発表した。

契約期間は2023年6月までとなり、1年間の延長オプションがついている。

トッテナムは、ジョゼ・モウリーニョ監督(現ローマ監督)が昨シーズン途中で解任され、ライアン・メイソン監督が引き継ぐと、今シーズンからはヌーノ・エスピリト・サント監督(47)が就任していた。

ヌーノ監督はプレミアリーグの開幕戦でマンチェスター・シティを1-0で下す好スタートを切ると、第2節のウォルバーハンプトン戦、第3節のワトフォード戦と1-0で勝利し開幕3連勝。しかし、第4節のクリスタル・パレス戦で3-0と大敗を喫すると一気に傾き、第5節のチェルシー戦で3-0、第6節のアーセナル戦でも3-1と3試合連続3失点で3連敗を喫した。

合間に行われていたカラバオカップ(EFLカップ)やヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では勝利を収めると、そこからアストン・ビラ、ニューカッスルを相手にリーグ戦で連勝。しかし、ウェストハムに敗れると、10月30日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦で3-0で敗戦。ヌーノ監督は17試合、就任から4カ月でチームを去ることとなった。

後任に就任したコンテ監督は、これまでアタランタユベントスイタリア代表の監督を務めると、2016年7月にチェルシーの監督に就任。2シーズンでプレミアリーグ、ファカップを制すると、2019年7月からはインテルの監督に就任。2020-21シーズンはセリエAを制していたが、シーズン終了後に退任し、フリーとなっていた。

コンテ監督は、夏にもトッテナムの監督就任の噂が浮上したものの、最終的に合意に至らず、ヌーノ監督が就任。しかし、4カ月が過ぎて結局トッテナムの監督に就任することとなった。

チェルシー時代には4バックのシステムでスタートしたものの、シーズン途中で[3-4-2-1]のシステムを見つけると一気に躍進。11月から首位を譲らず、そのまま一気に優勝を果たした。トッテナムではどんな変化をもたらすのか。攻撃面が機能していないだけに、立て直しに期待が懸かる。

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