3日、明治安田生命J1リーグ第34節の名古屋グランパスvs柏レイソル豊田スタジアムで行われ、2-0で勝利した。

10月30日に行われたYBCルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪を2-0で下した名古屋。クラブ史上初となるリーグカップのタイトル獲得を果たし、ホームへと凱旋試合となった。

熾烈な3位争いを繰り広げている名古屋は、ルヴァンカップ決勝から2名を変更。柿谷曜一朗、相馬勇紀に代えて、ガブリエルシャビエル、シュヴィルツォクを起用した。

対する柏は、前節から6名を変更。川口尚紀、エメルソン・サントス、ヒシャルジソン、椎橋慧也、神谷優太、戸嶋祥郎が外れ、大南拓磨、高橋祐治、三原雅俊、ドッジ、仲間隼斗、武藤雄樹を起用した。

最初に決定機を迎えたのは柏。開始1分、右サイドを大南が仕掛けると、バイタルエリアでパスを受けた仲間が右足一閃。鋭いシュートがゴールを襲うが、右ポストに嫌われてしまう。

さらに9分、クリアボールが浮き球になると、ボックス内右でマテウス・サヴィオがダイレクトボレー。しかし、これはGKランゲラックが鋭い反応でセーブを見せる。

序盤は柏が積極的に攻め込む展開が続くが、徐々に名古屋が盛り返す展開に。すると34分に名古屋が先制する。

サイドでのスローインからシュヴィルツォクがボックス内右で受けると、これを稲垣へ。稲垣がキープしながらグラウンダーのクロスを上げると、これをシュヴィルツォクがボックス中央で受け、キックフェイントでGKキム・スンギュを誘い出し、冷静にネットを揺らして先制する。

名古屋の1点リードで迎えた後半。名古屋ガブリエルシャビエル、前田を下げて、長澤和輝、森下龍矢を投入。対する柏は選手を交代させずに後半に入る。

後半も序盤からペースを握るのは柏。ピッチを広く使い、パスを回して攻めていくものの、リードしている名古屋は中央を締めてチャンスを作らせない。

柏はクロスを中心に名古屋ゴールを目指すが、シュートはブロックされるなど決定機は作れず。名古屋が徐々に試合をコントロールしていく。

すると飲水タイム明けの71分には名古屋が右CKのチャンスを得ると、マテウスのゴール前へのクロスに対してニアサイドで中谷がヘッド。古巣相手にゴールを決め、リードを2点に広げる。

柏は2点ビハインドでもしっかりと攻撃の手を緩めずにプレー。しかし、攻撃が完結せず、最後のところで名古屋の守備に阻まれてしまう。

柏は最後まで攻め手を緩めなかったが、名古屋の堅い守備は最後まで崩れずにタイムアップ。2-0で名古屋が勝利し、凱旋試合を見事に20度目のリグ戦無失点で飾った。

名古屋グランパス 2-0 柏レイソル
名古屋
シュヴィルツォク(前34)
中谷進之介(後26)