カマタマーレ讃岐は3日、ゼムノビッチ・ズドラブコ監督が2021シーズンをもって退任すると発表した。

 現在67歳のゼムノビッチ監督は1988年から指導者としてのキャリアを開始。これまで清水エスパルスFC岐阜などJリーグや、FKラド・ベオグラードなどで指揮を執り、今年は相生学院高校サッカー部の監督を務めていたが、4月に讃岐の指揮官に就任した。

 讃岐は今シーズン、24試合を終えて4勝8分12敗。勝ち点20で14位に沈んでいる。同監督は今季限りでの退任発表に際し「就任してからずっと、チームをよくしようと全力で取り組みました。難しい状況のなか選手は精一杯頑張ってくれましたが、クラブに期待された成績は残せませんでした。短い間でしたが、これまでの応援ありがとうございました。残りの試合、チームをよくするために、選手と一緒に全力で戦います。最後まで応援をお願いします」とコメントした。

 また、池内秀樹代表取締役社長もクラブ公式サイトを通じ次のようにコメントを発表。ゼムノビッチ監督への感謝を伝えている。

「開幕後4試合を終わって勝点がなかったチームの指揮を引き受け、チームの立て直しに全力で取り組んでくれたゼムノビッチ監督には心から感謝しています。今のチームの成績は、ゼムノビッチ監督を十分にサポートできなかった私の責任であり、申し訳なく思っています。またゼムノビッチ監督を愛して、チームを応援してくださっているファンサポーターの皆さま、まことに申し訳ありません」

「ゼムノビッチ監督は、今シーズン、最後まで選手と一緒に全力で戦うことを約束してくれました。どうぞこれまでと変わらない応援をお願いいたします。来シーズンにむけ、より強いチームを作れるよう準備しますので、引き続きご支援と応援をお願いいたします」

讃岐が監督の退任を発表