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 今年もハロウィンでは世界各国で様々なイベントが行われた。アメリカでは人肉味の猫用おやつが限定販売されたが、スウェーデンの食品ブランドは、10月31日の1日限りで“人肉の味がする”植物由来のハンバーガーを販売したそうだ。

 人肉は果たしてどんな味がするのか。それは作り手にも未知の世界だろう。しかし、同社は時間をかけて人間の肉の味を研究し、秘密のスパイスを加えてベジバーガーを人肉味に仕上げたようだ。

【画像】 スウェーデンの食品ブランドが人肉味のバーガーを限定販売

Oumph! presents: The Human Meat Plant Based Burger

 スウェーデンに本社を置く「Oumph」は、10月31日ハロウィン限定のパフォーマンスとして、人肉の味がする植物由来のバーガーを作成・販売した。

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[もっと知りたい!→]人肉に限りなく近い味のハンバーガーが無料配布される(イギリス)

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 動物の苦痛を軽減する環境に配慮した食事方法として、植物ベースの代替品を提供する事業を行っている同社のシェフ兼共同創設者アンカン・リンデンさんは、このように語っている。

人肉味のバーガーは、アイデアとしては衝撃的ですが、当社は消費者に食べ物、特に動物から作られた商品の起源に疑問を抱かせることを意図しています。

人間も動物の一種ですが、共食いタブーです。では、私たち人間が日常的に消費している牛や豚とどう違うのでしょう?

 リンデンさんは、人肉味バーガー作成のプロジェクトが消費者に好奇心と少しの嫌悪感を呼び起こすことを期待し、不快感を与えることをアイデアとしていることを明かしている。

ではその味はどうなのか?

 SNSで宣伝されたこの人肉味バーガーについて、ユーザーらからは当然の質問が寄せられた。

食べたことがないのに、どうやって人肉の味を再現するのか?

 これについてリンデンさんは、次のように回答している。

味については、数えきれないほどの時間を費やして研究しました。人肉を味わったことはありませんが、秘密のスパイスをレシピに加えました。

結局のところ、植物由来の人肉ですから、誰も殺されずに済むし、誰も刑務所に行かなくていいのです。

 プロモーションビデオでは、ハロウィン限定商品らしく、ホラー感たっぷりに仕上がっている。

 実際に食べた人によると、なかなか美味しかったようだ。

 Oumphでは、公式に「ハロウィンの1回限りの販売」として、植物由来の人肉バーガーは継続することはないと発表している。

 ちなみに、人肉の味を調査したスミソニアンマガジンによると、それは牛肉のように見えるが、豚肉または子牛肉のような風味を持つと結論付けている。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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スウェーデンの食品ブランドが人肉味のハンバーガーを販売。ハロウィン限定