ラ・リーガ第13節、オサスナvsレアル・ソシエダが7日にエル・サダールで行われ、アウェイのソシエダが0-2で勝利した。

直近のアスレティック・ビルバオとのダービーヨーロッパリーグ(EL)のシュトゥルム・グラーツ戦を2試合連続ドローで終えたリーグ暫定首位に立つソシエダ。今節は7位のオサスナ(勝ち点19)を相手に公式戦3試合ぶりの勝利を目指した。

開始直後にダビド・シルバが鮮やかな仕掛けでいきなりゴールに迫ったソシエダだが、以降はオサスナの高い強度の守備に手を焼きなかなかフィニッシュまで持ち込めない。逆に、不用意なボールロストから再三カウンターを許しては際どいクロスを供給されるが、相手の攻撃の精度にも助けられて何とか無失点を維持する。

結局、シルバの立ち上がりの決定機以降、ほとんど見せ場を作れずに試合を折り返したアウェイチームは、後半に入って徐々に動きにキレが出始めたイサクを起点により縦へ推進力のある攻めを見せる。

その一方で、68分には相手のカウンターからボックス内に抜け出したブラシャナツに決定機を許すが、ここはGKレミロが冷静にシュートコースを消してチームを救う好守を見せた。

攻撃を活性化させたいソシエダは70分、イサクとバレネチュアを下げてセルロート、ポルトゥを同時投入すると、この交代直後に待望の先制点が生まれる。

72分、相手陣内中央でのヤヌザイの粘りのボールキープから右サイドでパスを受けたポルトゥが中央に遅れてサポートに入ったメリノに繋ぐと、メリノが右足のシュートを放つ。これがDFの出した足に当たって大きくコースが変わり、GKの反応の逆を突く形でゴール左隅へ決まった。

メリノの古巣相手の恩返しゴールでリードを手にしたソシエダは、相手の反撃をうまく撥ね返しながらカウンターで2点目を狙う。82分にはボックス左で仕掛けたヤヌザイがDFウナイ・ガルシアに倒されてPKを獲得。これを自ら冷静に決めて試合を決定づけた。

そして、試合を通してなかなかチャンスに恵まれなかったものの、勝負所を見極めた試合巧者の戦いぶりで公式戦3試合ぶりの白星を収めたソシエダが暫定首位キープに成功した。

また、同日行われたマジョルカvsエルチェは、2-2のドローに終わった。なお、マジョルカのMF久保建英は負傷のため欠場している。

久保の欠場が続く12位のマジョルカ(勝ち点14)は3試合連続ドローとリード時の試合運びに課題が見える中、今節は16位のエルチェ(勝ち点10)を相手に5戦ぶりの白星を目指した。

試合は一進一退の攻防が続き0-0のスコアで後半に突入。ホームのマジョルカは68分、自陣でのDFルッソの痛恨のボールロストからボジェに先制点を決められるが、直後の72分にはセビージャのPKによるゴールですぐさま追いつく。

だが、その3分後にはモヒカからの左クロスを再びボジェに決められてビハインドを背負うことになった。その後、積極的に攻撃的なカードを切ったホームチームは最後の最後に劇的ゴールを奪う。

95分、GKマノロ・レイナまで攻撃参加した左CKの場面でダニ・ロドリゲスのファーを狙ったクロスをマフェオが豪快に頭で合わせた。ここ最近、試合終盤の失点が目立った中、この試合では後半ラストプレーのゴールで敗戦を回避したマジョルカだったが、4試合連続ドローで6戦未勝利となった。

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