7日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、大阪芸術大学客員准教授の谷口真由美氏が10月31日に行われた総選挙について独自のコメント。その内容に、一部視聴者から疑問の声が上がった。

 番組は序盤に環境問題を取り上げ、日本の政策を批判した後、8時20分頃から総選挙の話題に。「若者の投票率が低い」などと批判を展開した後、関口宏が「維新(日本維新の会)が伸びたんですか。関西では人気があるんですね」と谷口氏に意見を求める。

 谷口氏は「大阪が本当に、オセロが全部ひっくり返ったっていう言い方をすることもあると思うんですけど、維新って大阪では与党なので、皆さんそこはちょっと、あの…。もともと議会でも多数派なので、どっちかっていうと大阪の維新は与党ですっていうところから大阪の中ではですね、入らないといけないかなっていうのはあると思うんです」とコメント。

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 また、「もちろん、自民党に対するやっぱり、政権にNOっていうのを突きつけたっていうところはあると思うんですけど、いま松井代表がおっしゃってたみたいに、政権の問題点を追及していくという姿勢は崩さないというところは、本当にそうしていただきたいなっていう風に思う」と続ける。

 そして、「野党が批判ばっかりだ、みたいな声がすごく多くて、批判が良くないみたいな風潮があるような気がするんですけど、例えば憲法に基づいた臨時国会の要求を与党とか政権とかが飲まないっていうことに対しては、憲法違反だし、おかしいじゃないですかって言うことをちゃんと言ってくれる野党がいないとですね、政権って運営できないと思う。私は野党共闘がすごい皆さんが失敗失敗と言うけど、そこまで失敗したとも、実は思ってないところもあるので、その辺りは時間をかけてでもいいのでちゃんと検証して、次に政権をちゃんとウォッチするという役割を立法機関には果たしてもらいたいなっていう気はします」と語った。

 この発言に、一部視聴者から「どう見ても失敗。政権をウォッチする前に野党をウォッチしたらどう?」「批判しかない野党なんてどう考えても要らない。意味がわからない」「批判じゃなくて、批判しかしないことが受け入れられていない要因」「精査しても議席を減らしたという結果が横たわっている以上、失敗という結論にしかならない」「この状況で失敗じゃないって、笑っちゃうね」「間違いを認めないんだね、この人」と失笑の声が相次ぐ。

 しかし、一部には「その通り」「方針は間違っていなかったが、結果につながらなかった」「共闘しなければもっと負けていた」などと同調する声も少ないながら存在していた。

 立憲民主党が大きく議席を減らし、「野党共闘は失敗」「立憲民主党の政策は国民に支持されなかった」という認識が総選挙後に広がっているが、谷口氏はそう考えていないようだ。

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