ともにA350-1000ってのもなんともアツい!

8時51分離陸

イギリスの空の玄関口、ロンドン・ヒースロー空港で2021年11月8日(月)、珍しい現象が起こりました。並行する2本の滑走路から、違う航空会社に所属する2機のエアバスA350-1000旅客機が、同じ行き先へむけ、同時に離陸したのです。

1機はブリティッシュ・エアウェイズ1便(機番:G-XWBG)、もう1機はヴァージンアトランティック航空3便(機番:G-VJAM)。ともにヒースロー空港を現地時間8時51分に離陸し、アメリカ・ニューヨークジョン・F・ケネディ国際空港へ向かいました。ヒースロー空港の公式Twitterによると、ニューヨーク行き商用便で同時離陸が実施されたのは、史上初とのことです。

ヴァージンアトランティック航空によると、この日からアメリカでは、新型コロナワクチン接種を完了していることなどを条件に、イギリスからの渡航者受け入れ中止措置を600日超ぶりに解除。今回の同時離陸は、それを祝うべく実施されたものとしています。

なおジョン・F・ケネディ国際空港へはヴァージンアトランティック便の方が早く到着し、その約8分後にブリティッシュ・エアウェイズ便が着陸しています。

ヒースロー空港を離陸する2機(画像:ブリティッシュ・エアウェイズ)。