気鋭の日本人作曲家への新作委嘱(世界初演)と過去の委嘱作品の再演を軸とする「Just Composed in Yokohama-現代作曲家シリーズ-」。1999年から開催している本シリーズに今回は日本を代表するオンド・マルトノ奏者の大矢素子が登場。電子楽器オンド・マルトノの魅惑の音を存分に堪能できるプログラムをお届けするとともに、この楽器の持つ可能性に迫ります。
https://mmh.yafjp.org/mmh/recommend/2022/02/JC2022spring.php

  • ポイント1 心震わす魅惑の楽器 オンド・マルトノ
  1928年マルトノの手によってフランスで誕生した電子楽器「オンド・マルトノ」。鍵盤に加え、その手前に張られたリボンにつけられた指輪をスライドさせて音高を自由に演奏できるのが特徴です。デジタルながら、素材の異なるスピーカーで音色を変化させるというアナログな発音の仕組みを併せ持つことから、魂の詩を奏でる楽器としてジャンルを超えて愛され、劇伴音楽(21年NHK大河ドラマなど)でも多用されています。スピーカーの組み合わせや配置も演奏するうえで重要な要素だけに、是非ライヴでその醍醐味を味わっていただきたい楽器です。
オンド・マルトノ(C)Hirotada Onaka

   
クチャー動画は第1章~第5章までの全5章構成です。こちらのURLからご覧いただけます。
https://mmh.yafjp.org/mmh/recommend/2022/02/just-composed-2022-lecture.php

  • ポイント2 横浜から「いま」の音楽が誕生
 今回が22回目となる「Just Composed in Yokohama―現代作曲家シリーズ―」。気鋭の作曲家への委嘱新作を毎回発表(世界初演)し、「いま」の音楽を横浜から生み出すことが一つの大きな柱になっています。今年の委嘱作曲家はパリやベルギーを拠点に活躍し、国内外でのコンクール入賞経験も豊富な山本哲也。今回の委嘱にあたり「オーケストラやピアノの伴奏がつくソロ楽器として扱われることが多いオンド・マルトノだが、今回はアンサンブルのメンバーとしてのオンド・マルトノの可能性や魅力に近づけたら」と意気込みを語っています。
  • ポイント3 過去の委嘱作品を再演、次代へ名曲をつなぐ
 本シリーズで誕生した作品を再演することもまた柱の一つ。今回は、もともとバンドネオンサックス、ピアノのために書かれた薮田翔一《祈りの情景》(2017年度委嘱作品)がオンド・マルトノ、ヴィオラ、ピアノという今回の編成のために編曲され、新たな命が吹き込まれます。


  • 公演概要

   

配信元企業:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ