米倉涼子主演「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第5話が11月11日(木)に放送される。その放送に先駆け、看護師・大間正子を演じる今田美桜にインタビューを実施した。

【写真を見る】だんたんと近づく(今田美桜)と未知子(米倉涼子)との距離

同ドラマは、病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む孤高の天才外科医・大門未知子(米倉)の姿を描いたシリーズ。2年ぶりの新作となる第7弾では、100年に1度のパンデミックで新局面を迎えた日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台に、未知子が新たな戦いへと身を投じる。

第5話では、「東帝大学病院」に雇われることなったフリーランス看護師・那須田灯(松下奈緒)が、興梠広(要潤)が執刀医を務める手術に、オペ看として参加。ところが術後、患者の容体が急変し、手術ミスが発覚する。大門未知子は急いで原因を突き詰めようと興梠に問い掛ける。しかし、興梠は“自分のミス”ではなく、“(手術のミスは)正子が原因”だと主張し始める…というストーリーが描かれる。

看護師」にスポットが当たる第5話。前シーズンに引き続き、今シーズンでも看護師・正子として出演する今田に、演じるキャラクター・正子の変化や米倉、松下との共演、そして第5話の見どころなどを聞いた。

今田美桜が語るキャラクターの成長とは?

――改めてご自身が演じる大間正子について教えてください。

正子は、とても家族思いで、人思いの真面目な女性です。何ごとにも一生懸命な性格をしているので、仕事に対して真摯(しんし)に向き合っています。その正子は感情的になると青森出身ということもあって、津軽弁が出てしまうという一面もある愛らしいキャラクターでもあります。

――2年ぶりに正子を演じるにあたり、前シーズンとの差をつけるために何か意識した点は? 

前回と大きく違うのは、「青森から上京してきたばかりの新人看護師」ではなくて「都会でばりばりと働いている看護師」ということ。その差をつけるため、前回よりも前髪を納めてきりっとしていたり、前回の白衣はワンピースタイプだったのですが、今回の白衣はパンツスタイルにしたりと、所々に変化があると思います。また、この先の話数で、正子の私服姿が出てくるのですが、2年前の私服とはかなり違う気がしています。

――今田さん自身が感じた正子の変化を教えてください。

手術シーンではオペ看(=手術室の中で働く看護師)として執刀医の方の隣でメスなどの機器を出す役目があるのですが、前回はまだまだ不慣れなところもあった正子が、今回はスムーズに機器を渡すことができるようになっていたので、そこがうれしかったです。「スムーズに(機器を)渡す」ということはとても難しいので、(手術シーンのリズムを崩さないように)皆さんに一生懸命についていってます。

■第5話の台本を読んだ感想を明かす

――米倉さんとは2年ぶりの共演となったかと思います。米倉さんの印象に変化はありましたか?

2年ぶりにお会いして、久しぶりの再会に緊張もありましたが変わらずフランクに話してくださって、楽しく撮影させていただいています。今回も「ドクターX」に参加できて、またお会いすることができてとてもうれしかったです。

――米倉さん演じる未知子は正子にとってどんな存在だと思いますか?

(正子にとって大門先生は)とても尊敬する存在。誰もが投げ出してしまう状況であっても、どんな患者さんでも助けると言う大門先生の強さに尊敬のまなざしを向けながら、大門先生から「(医療現場に対して)厳しさ」も感じています。それでも正子は「大門先生についていきたい」という気持ちの方が強いので、自分がやれることを一生懸命に頑張っています。

――今田さんにとっての米倉さんの存在とは?

米倉さんに抱いている私の感情と、大門先生に抱いている正子の感情は似ているかもしれません。私にとって(米倉さんは)とても格好いい存在です。撮影中もそれ以外でも、常に側で見させていただいているので、日々たくさんのことを勉強させていただいています。

――第5話は「看護師」にスポットが当たる回だと思います。台本を読んだ感想を教えてください。

台本を読んだ時は、まず興梠(要潤)先生がひどいなと思いました(笑)。実際、第5話を撮影していて、最後の手術シーンがとても好きなのですが、皆さんを見てて大門先生と城之内(内田有紀)先生、そして灯(松下奈緒)さんの“ウーマンパワー”を、正子を演じながら感じていました。放送されるのがとても楽しみです。

――フリーランスの看護師・灯役の松下奈緒さんのとの共演シーンはいかがでしたか?

ドラマの中でも(正子が)先輩の那須田灯さんと大門先生の手術に感動するというシーンがあるのですが、実際に撮影で見た米倉さんと松下さんの手術シーンのやりとりが、息がぴったり合っていて本当に感激しました。私自身も機器出しをする場面がこれからもたくさんあると思うのでその(米倉さんと松下さんの)シーンを思い出しながら頑張りたいと思います!

――ドクターX10周年企画「失敗しないチャレンジダービー」をSNSで行っていますが、一緒に参加されている米倉さん、小籔千豊さん、遠藤憲一さんとは挑戦についてのお話はされるのでしょうか?

米倉さんと小籔さんとはお話できていませんが、ちょうどこの企画の撮影のときに遠藤さんが先に挑戦されていて、いろいろとお話を聞かせてもらってから私も挑戦しました。

今田美桜が思う第5話の見どころとは?

――少しドラマとは離れてしまうかもしれませんが2021年も残りわずかとなりました。今田さんにとってどんな年でしたか?

(コロナ禍は続いているので)まだまだ我慢がたくさんある年ではありましたが、昨年よりは自分の中で工夫できることも増え、普段とは違う楽しみを見つけることができました。そして今この世の中になった時に医療ドラマである「ドクターX」に参加できたことで、改めて医療に携わってる方々に感謝しています。

――最近、はまっていることはありますか? 

目玉焼きにんにく醤油をのせることです! ぜひ皆さんも食べてみてほしいです。

――仕事を頑張るためのリラックス方法や頑張った自分へのご褒美などあれば教えてください。

おいしい物を食べることと、最近は寝る前の癒やしとしてキャンドルなどの香りを楽しんでいます。

――最後に第5話の正子の見どころを含め、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

正子は興梠先生の手術に参加したことがきっかけで、クビになってしまうかもしれないというピンチに陥ってしまいます。正子のクビが懸りつつも看護師として患者さんに向き合う姿をぜひ楽しみにしていただきたいです! そして5話の大門先生もとても格好いいのでぜひ見てください!

今田美桜にインタビューを実施!/(C)テレビ朝日