現在リーグ戦8試合無敗と好調を維持するアーセナルが、この冬の移籍市場で右サイドバックとボランチの選手の獲得を狙っているようだ。11日、イギリスメディア『フットボールロンドン』が報じている。

 同メディアによるとアーセナルは日本代表DF冨安健洋がレギュラーを張る右サイドバックに質の高い控え選手、ガーナ代表MFトーマス・パルティとエジプト代表MFモハメド・エルネニーがアフリカネイションズカップで最大6試合欠場するボランチの補強を考えているとのこと。そこで、どちらのポジションにも対応するライプツィヒのアメリカ代表MFタイラー・アダムズに再びアプローチをかけると同メディア、さらにドイツ紙『ビルト』も伝えている。

 また、アダムズを巡ってはこの夏の移籍市場でもアーセナルは獲得に動いており、3200万ポンド(約48億円)の契約解除条項も設定されているうえ、現在22歳と若いこともあって、クラブの方針に合致していることも併せて報じている。

 加えて、アーセナルは人員整理にも動くとのことで、いずれも現行契約が2022年6月末までとなっているエルネニー、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツ、イングランド人FWエディ・エンケティアを売却し、支出減少を目論んでいることも伝えている。

 夏に続いて、今冬も移籍の噂が浮上したアダムズ。選手とクラブの決断に注目が集まる。

夏に引き続き今冬もアーセナル行きの噂が浮上したアダムズ[写真]=Getty Images