舞台「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageの爆豪勝己役など、人気作品に多数出演している俳優の小林亮太が都内近郊のグルメバーガー店をナビゲート。食レポはもちろん、ハンバーガー好きの目線で取材したおいしさの秘密をお届けする。
【写真】絶品バーガーに舌鼓をうつ小林亮太撮り下ろしカット多数！
今回、小林が訪れたのは、東京・小伝馬町にある「Jack37Burger(ジャックサンナナバーガー)」。「バリネスペッパージャックチーズバーガー」(1280円)を紹介する。
■ナシゴレンがきっかけで誕生した「バリネスバーガー」
小林は「コロナ禍前に、仲のいい俳優の田村心くんとこちらに来たことがあります。ふざけて写真を撮るのを邪魔されちゃって、ちゃんとした写真が残ってないんですけど…(苦笑)。その時はスタンダードなバーガーをいただいたので、今回はサンバルソースを使ったものを食べてみたいです！」と、「バリネスペッパージャックチーズバーガー」を選んだ。
店主の小木野正幸さんが2015年にオープンさせた「ジャックサンナナバーガー」。同店の看板バーガー「バリネスバーガー」は、小木野さんが新婚旅行先のインドネシア・バリで食べたナシゴレンのサンバルソースに感銘を受けて考案したという。
■旨辛サンバルソースを使ったバーガーが目玉！
インドネシアでは一家にひとつあるというほどポピュラーな調味料のサンバルソースは、トマトベースの旨辛なペースト。「バリネスバーガー」は、これに刻んだタマネギとレリッシュを和えたオリジナルのソースを使っている。
また、共通して、クラウン(上のバンズ)にはマヨネーズ＆レリッシュのタルタルソース、ヒール(下のバンズ)にはフレンチで使われるディジョネーズ風に仕上げたマスタードを塗り、パティ、トマト、レタスをサンド。
今回オーダーした「バリネスペッパージャックチーズバーガー」は、モントレージャックチーズというマイルドな味わいのチーズに香辛料がプラスされた、ペッパージャックチーズをトッピングしている。バーナーで炙ることで、香ばしさをプラスしているのもポイントだ。
「サンバルソースとペッパージャックチーズって、辛いものと辛いものの組み合わせですよね？」と小林が質問すると、「サンバルバーガーの中では、実はこれが一番おすすめ」と小木野さん。「最初はチェダーとか濃厚なチーズがいいかなと思っていたのですが、ペッパージャックチーズを試してみたら、辛さだけでなく程良い苦味もあってすごく相性が良かったんです」とのこと。
■サンバルソースに合わせた粗挽き赤身パティ
グリルの上でパティに塩コショウをふる様子を見て、「パティの味付けはそこだけで完結しているんですか？」と小林が尋ねると、パティに下味は付けずにグリルで焼く時の塩コショウのみとのこと。さらに、「結構赤身ですよね？」とパティのこだわりについて深堀りしてみると…。
「ほぼほぼ脂がない赤身のパティなので、さっぱりと食べられると思います。ジューシーさをサンバルソースで補っている感じですね。サンバルソースとのバランスを考えて、肉感が残るように、チャックアイロール(肩ロース)のブロックを切り出しています」(小木野さん)
さて、かなり粗めにハンドチョップされたパティとサンバルソースの相性は？
■サンバルソースが後を引くおいしさ！
「パティの旨味と辛味と酸味が混ざり合ったサンバルソースのシズル感がたまりません！辛さがあるのでひと口目からパンチのある感じだけど、レリッシュやタマネギのシャキシャキ感もあるサラッとしたソースだから、長引く辛さではなくキレのある辛さという感じ。このソースが全体をまとめ上げていて、もうひと口…と、あとを引く旨辛感があります」(小林)
ペッパージャックチーズとの相性については「ソースの感じをマイルドにしてくれつつ、ペッパージャックのスパイシーさや炙ったチーズの香ばしさが合わさって、味に奥行きが出ていると思います」と教えてくれた。
食べながら、厚切りのトマトに着目した小林は、「トマトの上にソースがのっているから、より一体感が出ている気がします。この厚みだと、トマトの酸味が強くなっちゃうかなと思うんですけど、ちゃんと甘味がある。ソースをよりジューシーにしてくれている気がします」とコメント。
すると小木野さんは、「トマトがおいしいというのはすごく褒め言葉です！肉汁ってトマトの酸味など、すべての味を変えてくれるんです。僕はハンバーガーを作るうえでそれぞれの素材、特に野菜をおいしく感じられることを目標にしていて。具材それぞれがおいしいのは当たり前ですが、そのうえで、ハンバーガーの具材としてそれぞれのおいしさを引き出すのは難しいんです」と、同店のハンバーガー作りの核となっている思いについて語ってくれた。
「存在感がすごくあるわけでなく、具材を尊重している」と小木野さんがいうバンズは、小林によると「ひと口目のもちっと感はインパクトがあるけど、重いわけではなく。僕は、ヒールのもっちり感が好きです」とのこと。トマトの水分も含んだソースを、バンズがしっかりと受け止める組み合わせになっている。
■同じ役を演じたことのある大河元気と再会＆共演！
「11月12日(金)、19日(金)18時20分からレギュラー出演している『ビットワールド』(Eテレ)の生放送特番があり、ショートアニメ『あはれ！名作くん』の実写作品が放送されます。『南総里見八犬伝』をテーマに、異世界にトリップした名作くんたちが元の世界に戻るべく『名作八犬士』を探し出し、里見の姫を助けるというミュージカルで、僕は主役の名作くんを演じています。
これまで『ビットワールド』のいろいろなコーナーに登場していた方が戻ってきて、同窓会のように楽しくやらせていただきました。はちゃめちゃな世界観だけど、大人たちが真面目にふざけておもしろい作品を作っているので、ぜひ観ていただけたらうれしいです！
個人的には、『ビットワールド』に入ったばかりの頃に1度だけお会いした、大河元気くんと再会できたのがうれしかったです。2012年版の『ALTAR BOYZ(アルターボーイズ)』で元気くんが演じていたマシューを、2021年版では僕が演じたのですが、まさか同じ役を演じることになるとは当時思っていなくて(笑)。先日収録でお会いした時は、撮影の合間にマシューのダンスを一緒に踊ったりして楽しく過ごしました」(小林)
「Jack37Burger」では、もちろんテイクアウトも可能なので、バリの風を感じられる絶品バーガーをおうちでも味わって。
※感染症対策万全のうえ、店舗の了承を得て撮影時のみマスクを外しています。
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※新型コロナウイルス(COVID－19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
ヘアメイク＝平林輝之
撮影＝小山志麻
取材・文＝大谷和美
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