ケニー・Gが、2021年12月3日に発売する新アルバム『ニュー・スタンダーズ』からの2ndシングル「レガシーフィーチャリング・ザ・サウンド・オブ・スタン・ゲッツ)」を先行リリースした。

 この曲では、ジャズサックスの巨人スタン・ゲッツのテナー・サックスのライブ音源をキーを変えてサンプリングし、現代の最新レコーディング技術を使い新しいメロディーを作り出している。世界的サックス奏者二人のデュエットであり、偉大なスタン・ゲッツへのオマージュでもある。

 本楽曲に関し、ケニー・Gは「“レガシーフィーチャリング・ザ・サウンド・オブ・スタン・ゲッツ)”は、サックスの偉大なマスターの一人であるスタン・ゲッツへのオマージュとして制作されました。スタン・ゲッツのサウンドを念頭に置いて書かれており、非常に高度な現代技術を用いて、音をサンプリングし、スタンが演奏したことのない全く新しいメロディーを作ることができました。スタン・ゲッツデュエットできることを光栄に思っています。これまでスタンの音楽を聴いたことがない人にも、私と同じように、“The Sound”というニックネームを持つ彼の音楽に感動してもらえればと思います」とコメントしている。

 ケニー・Gの最新アルバム『ザ・ニュースタンダーズ』は、50年代、60年代のジャズバラードからインスピレーションを得たオリジナル曲で構成されている。ケニーは今作をセルフ・プロデュースしており、自身のトレードマークであるソプラノサックスをアルバムの約半分の曲で披露、もう半分ではテナーとアルトサックスを披露している。また、1960年発表のジョン・コルトレーンの不朽の名曲「Naima」を見事に“ケニー・Gスタイル”に仕上げたボーナス・トラックを日本盤SHM-CDには収録している。さらに、日本盤CD(初回プレス盤のみ)にはケニー・G直筆サインが抽選で50名に当たる応募券も封入されることも決定した。

 ケニー・Gは「このアルバムでは、思い通りの“音”を再現したいと思いましたが、自分のやり方でやりたかったので、自ら作曲しなければなりませんでした。そこで私は、愛すべきジャズ・スタンダードの“心と魂”を捉えた曲を作曲・演奏し、“私のやり方”で録音することにしました。これは素晴らしい(そして骨の折れる)愛の仕事であり、その結果をとても誇りに思える作品になったと思っています」と語っている。

 共同作曲者には、フランク・シナトラマイケル・ジャクソンレイ・チャールズの作品にも携わってきた【グラミー賞】受賞アーティスト、ランディ・ウォルドマン、そして【グラミー賞】を受賞した1992年の名作『ブレスレス』以降、長年に亘りケニー・Gと共作してきたウォルター・アファナシエフが今作でもクレジットされている。そして前作『ブラジリアン・ナイツ』にも参加していたピアニスト、サム・ハーシュも共同作曲者として今作に携わっている。

◎リリース情報
配信シングル「レガシーフィーチャリング・ザ・サウンド・オブ・スタン・ゲッツ)」
2021/11/12 RELEASE
https://KENNY-G.lnk.to/LegacyPR

アルバム『ニュー・スタンダーズ』
2021/12/3 RELEASE
UCCO-1233 / 2,600円(plus tax)
※日本盤ボーナス・トラック1曲収録
https://KENNY-G.lnk.to/New_StandardsPR

Photo: Art Streiber