中学受験塾を舞台に、柳楽優弥がスーパー塾講師・黒木蔵人を演じるドラマ「二月の勝者‒絶対合格の教室‒」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。本作で、桜花ゼミナールに通う小学生・島津順を演じる羽村仁成(ジャニーズJr.)にインタビューを実施した。ドラマ「俺の家の話」(2021年TBS系)では、学習障害を抱える小学生という難しい役柄を演じた羽村。

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「二月の勝者―」の第5話では、島津の悩みがメインに描かれていく。本作への出演は、500人以上が参加したオーディションで決まったという。

「オーディションでは、一人ずつ演技をしていく感じだったので、すごく緊張しました。僕は原作の漫画を小学生の頃に読んだことがあって、『出たい!』と思っていたので、出演が決まったときはうれしかったです。ジャニーズJr.の同期の子たちも喜んでくれましたし、舞台『アシタを忘れないで』で共演したHey! Say! JUMPの有岡(大貴)くんもドラマ出演を知ってくれていて、『ドラマ頑張ってね』と言ってくれてうれしかったです!」

羽村演じる島津順は、桜花ゼミナールの中でも成績トップのΩクラスに所属する。

「島津順は、塾の中で成績優秀だけど、性格に難ありというか、人を見下すような嫌な感じに見えるキャラクターです。『何でそんな問題ができないんだよ』みたいな態度を取ったり、座り方をだらしなくしたりして島津らしさを表現しています。僕個人が嫌な感じに思われたら悲しいけど(笑)、役の中ではちゃんと嫌な感じに思われるように演じたいです。島津は、実は友達思いのところがあると思うし、自分も友達を大切にしているのでそこは共通点かもしれないです」

塾での撮影は、年齢の近い人が多く楽しい雰囲気だとか。

「1個下とか同い年くらいの子が多くて、みんな明るくて話しやすいです。学校であった出来事とか、最近見ている動画とか好きなアニメとかそういう話をするのが楽しみになっています」

■「思った以上に出ていてビックリしました」

現在中学2年生の羽村は、小学生のときに中学受験を経験したそう。

「塾には1~2年通っていたので、生徒たちの焦り具合とか、『もうすぐ試験時間終わるのにここの問題全然分かんない!』みたいな気持ちとか、共感できるところがたくさんあります! 僕の通っていた小学校では、ほとんどの人が中学受験をしていましたし、僕も将来のことを考えて、受験することに決めました。僕は、2019年7月にジャニーズ事務所に入所して、受験の時期は試験の1~2週間前まで『JOHNNYS’IsLAND』という舞台に出ていたので、今思うと勉強との両立で結構大変な時期でした」

11月13日(土)放送の第5話では、島津の悩みや成長が描かれる。

「この前台本をもらって読んだんですけど、思った以上に出ていてビックリしました! 第5話で他の子や先生との接し方、心の部分が変わってくるので、『今まで悪く見えていたけど本当はいいところもあるんだな』って思ってもらえたらうれしいです」

■第5話あらすじ

夏を迎えた桜花ゼミナール吉祥寺校では、中学受験の天王山とよばれる夏期講習が始まる。「夏は学力を上げる最後のチャンス。これを逃したらもう二度と挽回できる機会がないと思ってください」という校長・黒木蔵人(柳楽優弥)からの激励。そんな中、桂歌子(瀧内公美)は佐倉麻衣(井上真央)に、暑さや緊張から子供たちに起きるトラブルの対処法を手ほどきする。

一方、夏期講習中にΩクラスの島津順(羽村仁成)とAクラスの上杉海斗(伊藤駿太)の取っ組み合いの喧嘩が発生。自習室で勉強していた海斗に対し、暴言を吐いた順。その言葉にカッとなった海斗が我慢できずに手を出してしまったという。その後も反省の様子のない順を咎める佐倉だったが、黒木はそれを制し、「明日からはΩ専用の自習室を用意します」と、順を優遇するかのような対応をする。

そんな順の両親は教育熱心で、特に父・弘(金子貴俊)は日頃から桜花のカリキュラムを否定し、自己流の勉強方法を順に押し付けている。ある日、順に実際の入試問題を解かせた弘は、半分もできていない結果に激昂。いつものように母・優子(遠藤久美子)に怒りを向ける様子を見て、順はすっかり怯えてしまう。

その翌日、順の弁当を届けに桜花を訪れた優子。しかし、朝に家を出たはずの順は塾には来ておらず、その後の行方が分からないという。すぐさま順を捜しに行こうとする佐倉だったが、黒木によると既に順を捜しに出た人物がいるという。

ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」に羽村仁成が出演中!/(C)NTV