軽い冗談のつもりだったのに…? 父親にバカにされたと誤解した息子が周囲も驚くほど暴れたこと、またその末に家族に動きを封じられ亡くなっていたことを、『Metro』などイギリスのメディアが報じた。
■父親の言葉にブチ切れて…
2019年の夏、ウェールズで暮らしていたケリー・モーガンさん(40)が、親族と一緒にある結婚披露宴に出席した。
その席で大量の酒を飲んだケリーさんは、前の年のクリスマスについて話題にし、「あのときクレカと携帯電話をなくしちまってさ…」などと話し始めた。
そばで話を聞いていたケリーさんの父親は、「おう、なら父ちゃんが携帯電話を管理してやろうか?」と発言。それを聞いた人たちは思わず笑ったが、ケリーさんは血相を変えて怒り始め、父親を殺す勢いで暴れ始めた。
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■逆上して「殺す」発言も
父親が会場を後にしてもケリーさんの怒りはおさまらず、「親父め、どこに行きやがった!」「アイツをぶっ殺す」などとわめき、周囲を驚かせた。
会場にいた他の家族は困り、そのうちケルヴィン・モーガンさんが駆け寄りなだめようとした。しかし大柄なケリーさんの動きはなかなか封じることができず、あたかもアナコンダとレスリングをしているような壮絶バトルに発展したという。
■まさかの死
結局、ケリーさんはケルヴィンさんに負けて床に倒されたが、その直後に様子がおかしくなった。うまく反応できず呼吸も荒くなったケリーさんを見て、家族はあわてて通報。到着した警官隊が状態を確認すると呼吸困難を起こしており、ほどなくして意識不明に。
蘇生を試みたが効果はまるでなく、ケリーさんはそのまま死亡。その後の検査で肺に吐しゃ物が入っていたことが判明し、「血液からアンフェタミンが検出された」とも報じられた。
■父親と仲が良い人は約4割
しらべぇ編集部が全国の10~60代の父親が存命の男女1,910名を対象に調査を実施した結果、全体の42.4%が「父親と仲が良い」と回答した。
ケリーさんと父親の関係がどうだったかは不明だが、もし仲が良ければこのような結果にはならなかったのだろうか。現在、ケリーさんの死因審問が行われている最中だが、図らずも息子を激高させた父親に関する詳細は明かされていない。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日〜2020年7月7日
対象:全国10代〜60代の父親が存命の男女1,910名(有効回答数)
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