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ブラジルの牧場から今月6日、1頭の牛が逃げ出した。牛は隣接するリゾート施設に逃げ込むと、プールに設置されたウォータースライダーを滑り出したという。当時の様子はカメラが捉えており、『G1』などが伝えて拡散している。

ブラジルのリオデジャネイロから約500キロ北西に位置するノーヴァ・グラナダの牧場から今月6日、1頭の牛が逃げ出した。

逃げ込んだのは隣接するリゾート施設のプールで、牛はウォータースライダーに続くコンクリートの階段を上ると、くねくねと曲がったタイプのスライダーを滑り出したという。

ただ滑るとはいっても、牛はオスで体重が300キロを超える巨体である。動画では牛が足をバタバタさせてまるで転がり落ちるように前進するのが映し出されており、怖くなったのか途中まで降りると動きを止めた。

牛はその後、頭にロープを巻かれて水中に落とされ、数人がかりでプールから引き上げられている。スライダーの重量制限は約204キロ(450ポンド)で牛はかなりの重量オーバーだったようだが、施設のオーナーは「きっと外が暑いから涼みたくなったのだろう。これまでにも動物が施設内に侵入することはあったけど、スライダーを滑った牛はこれが初めてだね」と語っている。

なおこの牛はと畜場行きが決まっていたが、牧場主はポルトガル語滑り台を意味する“トボガ(Tobogã)”と名付け、ペットとして飼育することに決めたという。

ちなみに滑り台と言えば今年10月、クマの親子が滑り台付きの遊具で遊ぶ微笑ましい様子がアメリカの小学校で撮影され話題となった

画像は『New York Post 2021年11月13日付「Brazilian cow set for slaughter escapes to waterpark and rides the slide: video」』『G1 2021年11月8日付「Boi subiu escada de concreto antes de escorregar em toboágua; veja imagens」(Foto: Reprodução/Tv Tem)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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