現役時代にインテルレアル・マドリードなどで活躍した元ブラジル代表FWロナウド氏が、MotoGPでのラストレースを終えたバレンティーノ・ロッシに特別なプレゼントを贈った。

 1996年ロードレース世界選手権でデビューを果たして以降、26シーズンに渡ってロードレース界の王者として君臨し続けたロッシ。8月に今季限りでの現役引退を宣言し、14日に行われたバレンシアGPがラストレースとなった。

 観戦に訪れていたロナウド氏は、レース後にロッシと面会。大のインテリスタとして知られるロッシに、「RONALDO 9」のネームと自身のサインが入ったインテルの今季ユニフォームをプレゼントした。また、現在バジャドリード(スペイン2部)の会長を務めるロナウド氏は、ロッシがGPデビュー以来使い続けた「46」の数字が入ったバジャドリードのユニフォームも贈っている。

 ロッシが自身のアイドルであるロナウド氏と初めて出会ったのは、今から20年以上も前の出来事になる。ロナウド氏がインテルでの2シーズン目を過ごしていた1998-99シーズン、ロッシはピネティーナの練習場を訪問。ロッシはロナウド氏のユニフォームを手に、アイドルとのツーショットを撮影していた。

 ロナウド氏はロッシと面会後、イタリアメディア『スカイスポーツ』に対して、「彼の素晴らしいキャリアのために、私はここに来た。彼は我々に夢を与えてくれた。彼は偉大なチャンピオンだった。私たちは、彼がインテルに注いでくれた情熱のように、多くの共通の情熱を持っている」とコメント。その偉大なるキャリアを称えた。

ロナウド氏(左)とインテリスタのロッシ(右) [写真]=Getty Images