ビジネス・アプリケーションの統合や、コラボレーションとAIベースの情報抽出機能が強化

※本リリースは、OpenText Corporationが2021年10月21日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。


OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:反町浩一郎、以下オープンテキスト)は本日、「OpenText(TM) Content Cloud」のアップデートを発表いたしました。最新アップデートは、SaaS型の包括的なコンテンツサービス・プラットフォームであるOpenText(TM) Core Contentの拡張機能を通じ、SalesforceおよびMicrosoft 365とのより密接な統合を実現します。また、このアップデートは、オープンテキストの年次カンファレンス「OpenText World 2021」(米国東部標準時11月16日11月18日開催)にて、Cloud Editions (CE) 21.4として提供を開始する予定です。



オープンテキストのCEO兼CTOであるMark J. Barrenecheaは、次のように述べています。「分散された組織体制を支援するため、企業は自社の従業員に状況に応じたコンテンツを提供する必要があります。そのニーズに応えるべく、OpenText Content Cloudは従業員が日常的に使用するアプリケーションと連携します。この連携により、コラボレーションや情報へのアクセスは、社内のあらゆる場所から簡単に行えるほか、生産性の向上、自動化やガバナンスの強化を実現します。」

OpenText Content Cloudは、エンタープライズ全体の情報と、それを必要とする人やシステムを結びつけます。Content Cloudは、キャプチャ、コラボレーション、コンテンツ管理、アーカイブ化といった、分散された組織体制の支援に必要な各種ツールを、従業員が日常的に使用するビジネスアプリケーションに組み込む形で提供します。

今回のCE 21.4のアップデートには、ビジネスアプリケーションとの統合の強化、新たなコラボレーションのサポート、電子署名機能の向上、AIベースの情報抽出とリスク管理、最新のEディスカバリー機能などが含まれます。

ビジネスアプリケーションとの統合を強化

CE 21.4では、SAP S/4HANA、Salesforce、Microsoft 365、OpenText Core Case Managementが新たにCore Contentとの連携に対応しています。これにより、企業にアジャイルなSaaS型コンテンツサービス・プラットフォームを提供し、従業員は日常的に使用するアプリケーション内で必要なドキュメントの管理、アクセス、共有が可能です。
● Salesforce SalesおよびService Cloud向けの最新のインテグレーションにより、Salesforceのユーザーと管理者には、包括的なコンテンツ管理機能が追加されます。
Microsoft 365向けの最新のインテグレーションでは、Core Contentの堅牢なビジネスコンテンツ管理機能と、コラボレーション機能や共同編集機能を、Microsoft Teams内で直接活用できます。
● OpenText Core Case Managementとのインテグレーションも強化しており、強力なプロセス自動化機能が加わることで、コンテンツのライフサイクルを管理できます。

Salesforce SalesおよびService Cloudとのインテグレーションは、OpenText Documentumユーザーにもメリットをもたらします。Extended ECM Documentum for Salesforce(R)では、Salesforce UIからDocumentum内のコンテンツへシームレスなアクセスが可能で、規制コンプライアンスを保証しつつ、販売機会と顧客サービスを向上できます。

メタデータと検索機能を向上

オープンテキストは、次世代の情報抽出エンジン(Information Extraction Engine)の機械学習機能を追加することで、Intelligent Captureを強化しました。この機能は、設定コストを大幅に削減し、ドキュメントの分類とデータの抽出をより正確に行うことで、メタデータを充実化して、ビジネスコンテンツの品質と価値を向上させます。さらに、顧客企業のメリットとして、画像コンテンツからより多くのデータを抽出するOpenText(TM) Intelligent Viewingを通じ、進化したテキスト検索や自動リダクションの機能を活用できます。

ハイブリッドワークを支援

Core Solutionを自社のオフクラウドのアプリケーションに組み込むことで、企業は大きな付加価値を得られます。CE 21.4では、以下の機能が追加されています。
● Core ShareやCore Signatureなど、SaaSソリューションへの連携強化により、Extended ECMの活用における付加価値を実現します。
● Core Captureを通じ、Vendor Invoice Managementに送られるドキュメントをキャプチャできます。
Extended ECM for EngineeringとCore for Supplier Exchangeにより、サプライヤーと情報を共有し、関係を向上できます。
● SAP S/4HANAのプライベートクラウドおよびSAP ERPとCore Archiveの組み合わせにより、SAPと非SAP環境の情報をセキュアに保存できます。

Risk Guard

OpenText(TM) Magellan(TM) Risk Guardは、高度なAI機能を活用することで、社内システムに保存されている可能性のある、高リスクまたは不適切なデータを特定・対処できます。その際、画像、音声、動画のファイルなど、大量のデータを対象に不適切なコンテンツを検知・分類することが可能です。CE 21.4では、最新の情報をかつてないほど簡単に特定できます。
● UIの改善により、カスタム統合されたPIIと機密PIIのモデルと分類が表示されます。
● Intelligent Viewerに採用された高度な表示機能を通じ、ユーザーはコンテンツ全体を検証して、必要なアクションを決定できます。
● パスワードで保護されたPDFなど、自動分析の妨げとなる、暗号化によってセキュリティの保護されたファイルを特定・修正できます。

eDiscovery

堅牢なRegEx機能と事前構成済みのPIIパターン認識機能がOpenText(TM) Axcelerate(TM)に追加されることで、eDiscoveryと調査検証のプロセスが効率化され、データプライバシー規制の遵守が保証されます。

電子署名

従業員とその取引先はOpenText(TM) Core Signatureを通じ、見積書や契約書などのドキュメントの署名作業を、コンプライアンスを遵守しつつ、ストレスなく迅速に行えます。CE 21.4では以下の機能が採用されています。
● OpenText Core for SAP SuccessFactorsとCore Signatureとの連携により、人事担当者は、社外の求人応募者に対して電子署名用のドキュメントをセキュアに送信できます。
● OpenText Extended ECMを使用すれば、社内外を問わず、システム内の任意のドキュメントに対して電子署名をリクエストできます。これにより、時間を節約し、ローン申請などのプロセスを迅速に処理できます。

最新ソリューションを追加

企業の投資計画をサポートし、オフィスワークやハイブリッドワークへの準備を支援するものとして、CE 21.4には以下の最新のソリューションが追加されています。
● OpenText(TM) Extended ECM for Engineering向けソリューションState Flowは、エンジニアリング作業のプロセスの自動化と制御を促進することで、プロジェクトやタスクの順調な進行を可能にします。
● OpenText(TM) Return-to-Work Playbook Managementを使用することで、業務の再始動に関するプランや手順を迅速に作成、承認、配布できます。


OpenText Japan Blog
OpenText World 2021:Be Digitalデジタルマインドでビジネスの未来を描く
https://blogs.opentext.jp/opentext-world-2021-be-digital-jp/

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