ブンデスリーガ第12節が20日に行われ、ドルトムントとシュトゥットガルトが対戦した。シュトゥットガルトのMF遠藤航とDF伊藤洋輝はともにフル出場した。
ドルトムントは7分に最初の決定機。敵陣中央でフリーキックを獲得すると、マルコ・ロイスが直接狙ったが、惜しくも左のポストをかすめて外れた。
対するシュトゥットガルトは38分、遠藤が起点となってビッグチャンスを迎える。遠藤が前方に送った浮き球パスをオレル・マンガラが頭で落とし、反応したタンギ・クリバリが押し込もうとする。しかし、シュートは古巣対戦のドルトムントGKグレゴール・コベルに防がれた。試合はスコアレスで折り返す。
試合の均衡が破れたのは56分、ドルトムントが先制する。ペナルティエリア手前でボールを引き取ったドニエル・マレンが右足を振り抜くと、シュートはブロックに入った伊藤に当たってコースが変わり、ゴール左下に吸い込まれた。
それでも、シュトゥットガルトは63分に試合を振り出しに戻す。伊藤が起点となってカウンターを展開し、アタカン・カラソルのスルーパスにロベルト・マッシモが抜け出す。立ちはだかった相手DFマッツ・フンメルスをかわし、冷静にゴール左下へと流し込んだ。
85分、ドルトムントが勝ち越しに成功する。コーナーキックの守備からカウンターを展開し、ロイスがファイナルサードまで運ぶ。ロイスは一旦トルガン・アザールに預けると、アザールは相手DFをかわしてグラウンダーで折り返す。これをロイスが押し込みネットを揺らした。
試合はこのまま終了し、ドルトムントは2試合ぶり白星で今季9勝目となり、今節に敗れた首位バイエルンとの勝ち点差を「1」に縮めた。シュトゥットガルトは3連敗で5戦未勝利となった。
次節、ドルトムントは27日にヴォルフスブルクと、シュトゥットガルトは26日にヘルタ・ベルリンと対戦する。
【得点者】
1-0 56分 ドニエル・マレン(ドルトムント)
1-1 63分 ロベルト・マッシモ(シュトゥットガルト)
2-1 85分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
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