プレミアリーグ第12節、アストン・ビラvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが20日にビラ・パークで行われ、ホームのアストン・ビラが2-0で勝利した。
 
直近のリーグ5連敗で16位に低迷するビラは、ディーン・スミス前監督を解任し、リバプールレジェンドであり、昨シーズンにスコットランドレンジャーズリーグ無敗優勝に導いたスティーブン・ジェラード監督を新指揮官に招へい。その注目の初陣となった今節はホームに7位のブライトンを迎え撃った。
 
このプレミアリーグ初陣に[4-3-3]の布陣を採用したブエンディア、イングス、ワトキンスを前線に配置。ホームサポーターの後押しを受け積極的な入りを見せる。12分にはターゲットの左クロスに逆のサイドバックのキャッシュが飛び込む形で惜しい場面も作り出した。
 
以降はアウェイのブライトンにボールを握られる展開を強いられ、31分には左サイドの深い位置に抜け出したククレジャの折り返しからゴール前のトロサールに決定的なシュートを許すが、ここはGKマルティネスのファインセーブで凌いだ。
 
劣勢ながらも0-0で試合を折り返したビラは後半立ち上がりにセットプレーの流れからミングスがゴールに迫ったが、以降はブライトンの安定したパスワークに押し込められて耐える時間帯が続く。
 
それでも、冷静にピンチの芽を摘み続けるホームチームは、ベイリー、ヤング、エル・ガジとフレッシュな選手の投入で徐々に流れを引き戻す。すると、84分には自陣深くからロングカウンターを発動。中央で粘りの突破を見せたヤングから左サイドで背後のスペースを狙うワトキンスにパスが繋がると、そのままドリブルでボックス中央まで切り込んだワトキンスが見事な右足のコントロールシュートをゴール右上隅に突き刺した。
 
見事なカウンターの流れからエースがゴールをこじ開けたビラは、その勢いに乗って89分にもセットプレーの二次攻撃からボックス手前右のマッギンが入れたクロスのこぼれ球を攻め残っていた主将DFミングスが豪快に右足で蹴り込んで試合を決定づける2点目とした。
 
その後、ブライトンの反撃をきっちり凌ぎ切ったビラがジェラード監督の初陣を劇的勝利で飾り、前体制下で続いていたリーグ連敗を「5」でストップしている。

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