中国では2021年から新型高速寝台列車の運用が始まり、北京と雲南省昆明や広東省深センなどを結んでいる。中国の動画サイト・西瓜視頻は16日、韓国人も中国の寝台高速列車を絶賛していると紹介する動画を配信した。

 この動画は、中国の寝台高速列車を利用した韓国人が撮影した動画を翻訳して紹介しているものだ。この韓国人は、「韓国では中国が遅れた国だと思われているが、寝台高速列車の乗り心地はすごく良い」、「中国を見直した」などと絶賛している。

 この韓国人が特に気に入っていたのは、プライベート空間の広さと、エアコンやコンセント、テーブルなどの設備が充実していることだ。車内通路の両側に2段ベッドを縦に配置しているおかげで、縦にも横にも広々とした空間を確保でき、カーテンも付いている。これまでの中国の寝台列車は横向きで3段ベッドが向かい合っており、カーテンもなくプライバシーは皆無だった。

 価格についても、北京から昆明までの移動で上段は1190元(約2万円)、下段が1390元(約2万4000円)だったと伝えている。飛行機と同じくらいの価格ではあるが、乗り心地が快適なら、今後は普通寝台列車の代わりに選ばれるようになるかもしれない。

 動画に対して、韓国人にも称賛されたことを喜ぶ中国人ユーザーがいる一方で、「さすがに言い過ぎだ」、「中国は交通が発展しているだけ」、など冷静な反応も多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

韓国人が中国の新しい「高速寝台列車」に乗車、その感想とは