SNSや高度なカメラアプリの普及によって、いろんな人の顔を見る機会が格段に増えた現代。

そのせいか、他者の外見を一方的にジャッジして優劣をつけたり、劣っていると判断した人を差別したりといった風潮が強くなっているといいます。

それらはルッキズム外見至上主義と呼ばれ、多くの人に「美しくなければダメ」といった価値観を与えてしまうのです。

きゃりーぱみゅぱみゅ、外見への誹謗中傷に持論を展開

2021年11月21日、歌手など幅広く活動する、きゃりーぱみゅぱみゅさんがTwitterで誹謗中傷について言及。

投稿によると、きゃりーさんの身体の一部が写った画像に対し、体型を非難するコメントがたびたび寄せられるといいます。

きゃりーさんが見せたいのは自分の身体ではなく、靴や指輪といったファッションアイテム。

着用した状態で写真を撮るのは、実際に使っているところを写したほうが、アイテムの魅力を伝えやすいためでしょう。

その意図を知ってか知らずか寄せられる誹謗中傷の数々に、きゃりーさんは当然ながら嫌気がさしてしまった様子。

安全圏から他人の外見を批判する人たちに苦言を呈した上で、「美醜よりも『自分が好きな自分』になることが大切だと思う」と持論を展開しました。

きゃりーさんの投稿は拡散され、共感する声が寄せられています。

・最後の一文が素晴らしい!いじりのつもりだとしても、不快って知ってほしい。

・他人の外見をいちいち批判する人は、自分の外見にもコンプレックスがあるんだと思う。

・こういうコメントあるある。自分の価値観で他人の外見を指摘する人って、本当にダサい。

きゃりーさんの楽曲である『100%のじぶんに』の「100%のじぶんをじぶんらしいと言えるようになーる」という歌詞から、理想の自分について気付いた人もいるようです。

外見にとらわれず、一人ひとりが自分を愛して生きていける社会を、多くの人が望んでいます。


[文・構成/grape編集部]

出典
@pamyurin