ジャパンカップ(GⅠ)に出走予定のグランドグローリーフランス)、ジャパンおよびブルーム(ともにアイルランド)の調教状況ならびに関係者コメントは下記の通り。

〔天候:くもり 馬場状態:不良〕
グランドグローリー(牝5)
調教状況(アナイス・デュモン調教助手騎乗)
調教時間:6時30分から6時58分

調教内容
丸馬場で軽い運動をした後、ダートコースにて右回りでキャンター(1ハロン40秒程度)約1,400メートル、常歩400メートル、左回りでキャンター(1ハロン16秒から20秒程度)約1,200メートル、常歩800メートル

アナイス・デュモン調教助手のコメント
「飼い葉はしっかり食べており、体に柔らかさが戻っています。輸送の疲れは取れました。本日の調教は、馬体のバランスを考えて右回りと左回りの両方を行いました。明日の調教は、ジャパンカップに向けて一番強めの調教をする予定です。ジャパンカップは、9月頃に話をもらい10月5日オペラ賞出走後)に出走することを決めました。この馬にとって、2,400メートルは少し長いかもしれないですが、対応できる距離です。フランスの競馬では2,000メートル以上のレースになると展開が遅くなりますが、日本の競馬では展開が遅くならないと思うので、そのことはこの馬にとって良いと思います。東京競馬場の芝コースについては、まだ見ていないので何とも言えませんが、この馬にとっては少し硬いイメージがあります。ただ、多少硬くてもクッション性があれば問題ないです」

ジャパン(牡5歳)
調教状況(ロジャー・クインラン厩務員騎乗)
調教時間:7時03分から7時28分

調教内容
丸馬場で軽い運動をした後、ダートコースにて左回りでキャンター(1ハロン15秒から20秒程度)1,400メートル、常歩800メートル、キャンター(1ハロン14秒から18秒程度)1,400メートル、常歩200メートル

ブルーム(牡5)
調教状況(アランクロウ厩務員騎乗)
調教時間:7時03分から7時28分

調教内容
丸馬場で軽い運動をした後、ダートコースにて左回りでキャンター(1ハロン15秒から20秒程度)1,400メートル、常歩800メートル、キャンター(1ハロン14秒から18秒程度)1,400メートル、常歩200メートル

パトリック・キーティング調教助手のコメント
「両馬ともリラックスしていて、厩務員の2人(ともに元障害騎手)も馬の状態に満足しています。今日も予定どおりの調教ができました。明日の調教からスピードを徐々に上げるつもりです。ジャパンカップ前の一番強めの調教は、金曜日に東京競馬場で行う予定ですが、詳細はまだ決まっていません。ジャパンカップへの出走は、米国遠征(ブリーダーズカップ)する前には検討していました。2,400メートルという距離は両馬にとって合っています。レース当日の馬場については、良馬場が理想で、標準的なクッション性があればよいです(クッション値であれば8から9程度)」

注記:ジャパンブルームは個別ではなく、隊列(ブルームが前、ジャパンが少し斜め後ろ)を組んで一緒に調教を行っています。

JRA発表による

(C)Yushi Machida