濱田岳が主演を務める「じゃない方の彼女」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)第7話(11月22日放送)では、ヒロインの“天然魔性系女子大学生”怜子(山下美月)に友人の彩菜(東野絢香)がヤキモチを焼く展開。連続テレビ小説「おちょやん」(2020-2021年、NHK総合ほか)でも演技力が光った東野が、等身大の恋する女子大学生を好演している。(※以下、ネタバレがあります)

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「じゃない方の彼女」は、どこにでもいる普通の人生を送ってきた“じゃない方”の男性にスポットライトを当て、妻“じゃない方”の女子大学生との不倫を描く。大学准教授の小谷雅也(濱田)は、大学生の野々山怜子(山下美月)と偶然の出会いが重なり、道ならぬ恋の沼にはまっていく。

平凡だが幸せな家庭を持つ雅也に、突如降ってわいた“美人女子大学生に言い寄られる”という災難。第7話では、なりゆきで怜子の家を訪れるようになった雅也が、怜子に「下の名前で呼んでくれませんか、二人っきりの時は」とお願いされるエピソードなどが描かれた。

二人はあくまで、誰にも知られてはいけない不倫関係。優柔不断な雅也が態度をはっきりさせないでいる頃、大学では怜子の秘密の恋など知る由もない友人・彩菜が、自分の彼氏・誠(豊田裕大)と怜子の関係を疑ってモヤモヤし始めていた。

怜子の家を直接訪ねた彩菜。怜子に「誠のことどう思ってる? 最近、仲いいからさ、誠と怜子」と問いかけ、怜子から「誠君に対して特別な気持ちはないよ」「私ね…他に、好きな人がいるの」と打ち明けられると、安心した様子で帰っていった。

だが、誠へのヤキモチは止まらない。「怜子ね、好きな人がいるんだって。気になる? ショック?」と突っかかり、誠が否定しても「だって、誠が怜子のこと気にしてるから」と、モヤモヤを誠にぶつけた。

■「おちょやん」ではヒロイン友人・みつえを好演

恋人の心変わりを心配する彩菜のモヤモヤを、東野がとてもリアルに表現したこのシーン。視聴者からも「彩菜ちゃんもしんどいよね」「誠くんが信じられなくなってる彩菜ちゃん…破局かな」と寄り添う声が上がり、演じる東野にも「東野絢香さん、演技うまいなぁ!」「怒ってるときの表情がいい」といった声が寄せられた。

東野といえば、連続テレビ小説「おちょやん」ではヒロイン・千代(杉咲花)が奉公する芝居茶屋「岡安」の愛娘・みつえを演じ、注目を集めた。

特に不安や悲しみ、怒りといった感情がリアルで目を引いた。みつえは戦時中、夫・福助(井上拓哉)を戦争へ送り出し、かわいがってくれた義父母を空襲で亡くし、やがて福助の戦死公報を受け取り…と、悲しい運命を背負ったキャラクター。

そんなみつえを、激しく慟哭し、怒りに声を震わせ、時には強がって笑顔も見せながら演じ切った東野。みつえのストーリーが描かれる回が放送された日には、朝ドラファンからも「年代に合わせて顔つきも変わって…みつえ役の女優さんの演技が素晴らしい」「今日はみつえちゃんが主役の物語みたいだった」「世間知らずのいとさんが戦争に翻ろうされながら強くなっていく姿に釘付けになる」と絶賛の声が上がっていた。

「じゃない方の彼女」では一転、イマドキの女子大学生役。11月29日放送の第8話では、雅也の家で行われる地獄のバーベキューに呼ばれ、雅也と怜子の仲に違和感を覚える様子。今後のストーリーの鍵を握る人物になっていきそうだ。

「じゃない方の彼女」第7話より/(C)「じゃない方の彼女」製作委員会