日髙竜太、加納嘉将、海沼流星、深堀未来、奥田力也、松井利樹、砂田将宏の7人からなる実力派ダンス&ボーカルグループ、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE。
2018年に結成し、2019年にアルバム『BALLISTIK BOYZ』でメジャーデビューした彼らが、1st シングルから最新シングルまでの4タイトルに新録3曲を加えた待望のフルアルバムをついにリリース。
そこで、11月24日発売のニューアルバム『PASS THE MIC』の魅力に迫ると共に、彼らの出会いについても振り返ってもらった。
──皆さんはミニアルバム『BALLISTIK BOYZ』でメジャーデビューされていますが、今作が初のフルアルバムです。出来栄えはいかがでしょうか。
日髙
この2年半で様々な楽曲をリリースさせていただいたので、音楽の幅がデビューアルバムよりかなり増えていると思います。
砂田
今行っているツアーのリハーサルでデビューアルバムの楽曲も歌うことがあるんですが、デビュー当時に収録したものを聴いていると今とは全然歌い方が違うので、ちょっと恥ずかしいですね(笑)。
──収録曲のお気に入りは?
深堀
僕は新曲の『Day Dreaming』。すごく雰囲気の良い曲で、休みの日にダラダラしたい時に聴くとリラックスできると思います。歌詞も自分たちらしく前向きでマイペースな内容なので、元気がない時には前向きになれるんじゃないかなと思います。色んな場面で聞ける良い歌だなと思うので、すごく好きです。
──奥田さんはいかがでしょうか。
奥田
お気に入りの曲は『All Around The World』ですね。デモを聞いたときからすごくいいなと思っていました。自分自身も納得のいくレコーディングができて、カッコよく仕上がりました。新しい僕たちを見ていただけるんじゃないかなと思います。
──海沼さんは?
海沼
僕は『In My Eyes』。これは誰が聞いても絶対にカッコいいと思ってもらえる楽曲になるんじゃないかなと思います。僕だったら、家でゆっくりしている時に聴きたいですね。
──皆さん、自分たちの楽曲はプライベートでも聴くんですか?
海沼
そうですね、洋楽をよく聴くんですけど、その中に混ぜて聴いたりしています。最近の曲は洋楽っぽさもあるので、一緒に聴くのも良いですね。
深堀
レコーディングし終わってからリリースするまでの間によく聴きます。新しい曲なので、どんな感じかな、と。
砂田
僕は移動の時とかに『Day Dreaming』や『In My Eyes』を聴いていますね。
深堀
あと、『Chasin'』は結構聴いてるかなと思います。
加納
俺も!
──加納さんは?
加納
僕は『HANDS UP』ですかね。この曲は、僕たちの単独のライブツアーで一番最後に歌わせていただいたんですが、コロナ禍でなかなか活動できない期間の悔しさだったり、BBZを応援してくださる方々が僕たちに対して思ってくれていたであろう気持ちが詰まっている曲なんです。この曲で、みなさんと僕たちがひとつになれた感覚をライブでも経験することができたので、自分たちにとっても、皆さんにとっても大事な曲なんじゃないかなと思います。
──1stシングルから収録されているので、楽曲ごとの思い出も蘇りますよね。
加納
最初のシングル『44RAIDERS』では、各国をまわらせていただきました。本当に一番最初にBALLISTIK BOYZを知ってもらえる機会だったので、この曲にはすごくお世話になりましたし、この曲でたくさんの方々に知っていただけたという思い出がありますね。
──日髙さん、松井さん、砂田さんのお気に入りの曲はなんですか?
日髙
自分はアルバムのリード曲の『All Around The World』です。メジャーデビューしてからの2年半で、様々な楽曲を歌ってきて色々な経験をさせていただけたからこそ、こういった表現ができたのかなと思います。歌詞には自分たちの目標、夢に対する覚悟や思いが表現されているので、楽曲を通して感じ取っていただけたらうれしいです。
今回のアルバムで“BALLISTIK BOYZ第一章”が完結といった思いもあるので、このリード曲を機にさらに次へと進んでいけたらなと思っています。これを聴いてくださるBBZ familyのみなさんにとっても、ターニングポイントになる楽曲と言ってもいいかもしれません。
松井
僕も個人的には『All Around The World』が特に好きですね。デモを聴いた時からみんなで「いいね」と言っていた曲で、僕も直感で良い曲になるなと思いました。本当に今の自分たちにぴったりな歌詞だと思いますし、皆さんに届くのがすごく楽しみです。
砂田
『In My Eyes』は、これまで出したボーカル曲と比べても、自分がだんだん大人になっていくように感じられてすごくお気に入りです。
──今回のアルバムの後には、EXILEデビュー20周年を記念したトリビュートアルバムも出るんですよね。『BALLISTIK BOYZ FROM EXILE』でEXILEの曲を歌う心境はいかがでしたか。
砂田
やっぱりみんなEXILEさんに憧れてここまで来ましたし、キッズの頃にバックダンサーをしていたメンバーも多いので、すごく光栄です。ただただうれしいですね。
──『Touch The Sky』ではMVも撮影されたとのことですが、こちらはいかがでしょう。
奥田
僕たちの色も出しつつ、EXILEさんの世界観も表現した本当に良いMVに仕上がっていると思います。EXILEさんは衣装を白黒で揃えて撮られていたんですが、僕たちは赤色と黒の衣装で撮影しました。これはEXILEさんから血を受け継ぐというような意味合いもあるんです。普段、自分たちのMVを撮影する時とはまた違った思いがありましたね。「EXILEさんを受け継いでいく」という気持ちで臨んだので、すごく気合いの入った作品になりました。
──仕上がりはどうでしたか?
日髙
カバーというより、BALLISTIK BOYZバージョンとして仕上がった感覚はあります。僕たちらしく「進化」することができたと思います。
奥田
全員がマイクを持つグループなので、新たにラップのバースも加わったのでそこが違いですね。本当に新しいと思います。
──今作が“BALLISTIK BOYZ第一章”の集大成ということで、これを期にメンバー同士の初対面の印象を振り返ってもらえますか。砂田さんから松井さんへはいかがですか。
砂田
利樹との初対面は、昔過ぎて正直覚えてないですね。僕は、利樹のお兄ちゃんと最初に仲が良かったんですが、利樹と最初に会ったのはいつだろう。小学生の頃かな?「ダンスがうまい福岡のやつ」ってイメージでしたね(笑)。
今、一緒のグループになっているのはびっくりです。利樹はメンバーの中で一番垢抜けたんじゃないかな。いまだにベイビーフェイスではあるんですけど、今は“プロのベイビーフェイス”って感じかな。
松井
確かに歴代のアーティストフォトとかを見ると、自分は「変わってしまったな」と思います。東京に染まったなって。嘘です(笑)。
──松井さんは、日髙さんの第一印象を教えてください。
松井
竜太くんはTHEお兄ちゃん。僕が出会った時は、髪の毛をセットしてもらったりしていましたね。
日髙
中学生と高校生だったもんね。
松井
そうですね。
砂田
利樹だけだよね、竜太くんに敬語使ってるの。
松井
確かに。出会った時からお兄ちゃん的存在で、竜太くんがデビューするのを見送るんだろうなとずっと思っていたんです。まさかこうやって一緒のグループになるとは思ってなかった。だからその時の名残がいまだに抜けないんですよね。
──日髙さんは、加納さんについていかがですか?
日髙
嘉将とは、お互い20歳と21歳くらいの頃に、オーディションで出会ったんです。今と印象はあまり変わらない気がします。当時からすごく気になる存在でした。歳が近かったのもあるし、歌がうまくて光るものがあったんですよ。
砂田
誰だよ。審査員側?(笑)
日髙
オーディションを受けている時から気になっていて、ファイナリストまで一緒に行った時も、嘉将と一緒に歌えたらいいな、と思っていました。自分より長けている部分がある人なので、刺激をもらえるだろうなって。
嘉将はダンスがまったく出来なかったので、踊りはかなり変わったと思います。利樹もそうですけど、個人的には嘉将も垢抜けたと思っています。当時はまだ大学生感があったというか。
──加納さんは、海沼さんの印象をお願いします。
加納
流星は、『週刊EXILE』という番組のラップ部門オーディションで見たのが初めてでしたね。最終審査の時に初めて直接会ったんですが、流星は特に勢いがあって目立っていました。今でもBALLISTIK BOYZの切り込み隊長というか、MVでもライブでもすごくBALLISTIK BOYZらしさを出してくれるので、メンバーとしても助かっています。
当時と比べると、良い意味で落ち着いたかな。みんなに共通することですが、20歳も超えて落ち着きが出てきたように思います。
──海沼さんは奥田さんについてですが、いかがですか?
海沼
力也と最初に会ったのは、たしかオーディションを受けている時でした。僕の中で力也は、海外のラップをやっていて、ダンスもめちゃくちゃうまいっていうイメージ。最初に出会った時からトップレベルというか、すごい人なんだろうなと思っていました。初めて話したのはオーディションの最終審査が決まった時くらいでしたね。
僕は気を遣う部分もあったんですけどすごくフレンドリーで、今後のことも考えてグループとしてはタメ口で行こう、と言ってきてくれたからこそ、今の関係性があります。
──奥田さんと深堀さんの出会いは?
奥田
いつだろうなぁ。小学校3年生か4年生くらいですかね。ダンスがうまいイメージはありました。僕は大阪出身ですが、東京へもよく行っていたので、そういう時に未来が東京のキッズダンサーとして選ばれていたので、知らないうちに仲良くなっていました。気付いたらニューヨークに一緒に行ってましたね。
未来は色々なことに興味があってとにかく多才で絵もうまい。そういうイメージは小さい頃からありましたね。たまに一緒に曲を作ったりする仲でもあるので、仕事仲間として頼れますし、プライベートでも一緒にいて楽しい相手です。
──では最後に、深堀さんから砂田さんについてお願いします。
深堀
まっさんはEXPGの中でも大阪と東京だったので、あんまり会うことはなかったんです。でも各校ですごいキッズはなんとなくわかるので、すごい顔が綺麗な男の子がいるなっていう印象はありましたね。いつか仲良くなれたらなと思って、気付いたら同じグループになっていました(笑)。
──ありがとうございます。では最後に改めて、今作への思いを聞かせてください。
松井
デビューしてからの2年半、すごく色々なことを経験させていただきました。作品は、それを通して自分の成長を感じられるものでもあるので、シングル・アルバム問わずどの作品もすごく思い入れがあります。特に今回のアルバムは、歌い方も含めてこれまでと一番変化のある作品になっているんじゃないかなと思っていて、発売がすごく楽しみです。
奥田
デビューした頃は曲に対しての必死感みたいなものがずっとあったんです。最近はメンバーそれぞれの個性がより出てきたので、より1人ひとりの良さが引き立つアルバムに仕上がりました。僕たちにしかない世界感がこれまで以上にレベルアップしていると思いますので、ぜひ聴いてください!
取材・文・撮影:山田健史
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— ドワンゴジェイピーnews (@dwangojpnews) November 24, 2021
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