初めての妊娠・出産をする人にとって心配なのが「妊娠線」。

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また、前回妊娠線ができなかったからといって、次も絶対にできないとは限らないものでもあります。

そこで今回は、先輩ママにインタビュー。妊娠線ができることなく2児の妊娠・出産を経験した美容家の木土さやさんに、妊娠線予防のためにしてよかったことを聞いてみました。

下着は妊娠初期からチェンジ

木土さん(以下、木土)「私の場合、下着を妊娠初期からマタニティ用に一気にチェンジして、お腹周りの皮膚の変化にしっかり対応できるようにしておいたことが、妊娠線予防に役立ったことだと思います。

妊娠初期の悪阻がある頃は、シームレスショーツを使用していましたが、悪阻が落ち着いたタイミングで、お腹をすっぽり包み込んでカバーしてくれる、マタニティ用ショーツにしました。

また、急激な体重の増加も妊娠線の大きな要因となるため、妊娠中期~後期は、ウォーキングやマタニティスイミングを積極的に行いました。

元々運動が凄く好きというわけでもなければ、習慣にしているわけでもありませんでしたが、体重の増加がとにかく緩やかになるようにと、無理はしない程度に体を動かすようにしていました」

お腹の保湿は段階的に

木土「妊娠中は、お顔はもちろん髪のトラブルもありましたが、それ以上に妊娠線予防のために、お腹の保湿に意識を向けていたことが、妊娠線を作らないために良かったことだと思います。

具体的には、急激にお腹が膨らむことによるひび割れ状態をリアルにイメージしていたので、そうならないようにあらゆる保湿を段階的に行っていました。

ひとつは洗浄です。

お腹が大きくなるにつれて皮膚が伸びていくからか、お腹が痒くなります。痒いと洗うときもゴシゴシ洗いたくなるんですけど、それによって妊娠線を誘発しかねないので、手のひら+泡ソープで優しくなでる作戦を実行!

ソープは、洗浄力が強いものより保湿力の強いものを選びました。

『ケアセラ 泡の高保湿ボディウォッシュ』は角質層の水分をサンドイッチ状にはさみこんでキープしてくれる最強の保湿成分・セラミドに加えて、新セラミドの“ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン(うるおい成分)”が世界で初めて化粧品に配合された、次世代のボディウォッシュ。

濃密なもっちり泡でできたボディタオルのようなイメージで、もこもこ泡がボディをやさしく包み込んでくれます。

私の場合、お腹が大きくなるのがちょうど乾燥が特に気になる秋冬だったので、お風呂上がりは、ボディのカサつきが気にならないボディソープを使ってよかったです」

妊娠線予防の要!「保湿剤」

保湿剤はダブル使い

木土「妊娠線予防の要となるのが“保湿剤”。

私は、お風呂上がりにボディミルククリームオイルのダブル使いをしました。

使い方は、お風呂上がりに濡れた身体のままオイルをボディにON!

オイル無印良品ピュアオイルプチプラで容量たっぷり、全身くまなく使える所がお気に入りです。

ボディミルククリームでこだわったのは、濃厚さと香り。

妊娠中はちょっとしたことで気持ちがナイーブになってしまったりするので、リラックスできるようにと香りは大事にしていました。

妊娠初期から中期におすすめなのが『ダイアンビートゥルー リッチモイスチャー ボディミルク』。濃厚なのに伸びが良く、お腹に塗りやすいです。

ボトルタイプで容量もたっぷりとあり、ケチらず使えます。

香りは、妊婦さんが好むグレープフルーツをベースにセロリ、ムスクといったリラックス感のある爽やかなものです。

セタフィル モイスチャライジングクリーム

妊娠中期から後期におすすめなのは『セタフィル モイスチャライジングクリーム』。

これもこっくりと濃厚なクリームですが、肌にのばすとスーッと浸透。肌の内側からたっぷりと保湿してくれ、乾燥による痒みはもちろんのこと、肌がもっちりとやわらかくなった印象になり、同時にハリ感までもかなえてくれます。

これも大容量で量を気にすることなく保湿できるので、お腹だけでなく太ももやおしりまで、後期は特に全身にくまなく使用していました。

下着と運動、そして段階的な保湿が、木土さんが妊娠線を防げた秘訣。

ぜひ参考にしてくださいね。

【取材協力】木土さや
美容専門学校在学中に経験したモデル、芸能界の仕事を機に、トータルビューティーを徹底的に学んだ後に、美容家へ。独特の視点で女性向けメディアにて解説多数。試したコスメは延べ3万個。現在も手段を問わず、日々美容の素晴らしさを伝えるべく邁進中。
資格/社団法人・ジャパン・パーソナルブランディング協会認定イメージコンサルタント