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ピットブルは攻撃的で凶暴な犬種と言われ、過去に事故が何度も起こっている。アメリカ在住のモデル兼プロスケーターとして活躍していた女性は昨年、ピットブルに襲われて上唇を失った。相当なショックを受けながらも前向きに過ごしてきた彼女だったが、このほど修復手術を受けたという。『New York Post』などが伝えている。

カリフォルニア州ミッションビエホ出身のブルックリン・クーリーさん(Brooklinn Khoury、22)は昨年11月3日、親戚が飼っているピットブルに襲われて上唇と鼻の一部を引き剥がされる大怪我をした。

それから1年が経った今年11月、ブルックリンさんは失った上唇の修復手術を受けることを自身のYouTubeチャンネルで明らかにした。

人気上昇中のモデル兼プロスケーターとして活躍していたブルックリンさんは、当時のことをこのように振り返っている。

アリゾナ州で暮らす親戚の家を訪ねた時、そこで飼われているピットブルに襲われました。私の上に乗ったその犬は、まるでおもちゃのように私の頭を振り回したんです。その結果、上唇と鼻の一部が引き剥がされました。30秒ほどの出来事だったと思います。その後、病院で2時間の手術を受けました。看護師が最初に私の顔を見た時は怖がっていましたし、ガーゼをとって初めて傷を見た時はとてもショックで…。初めてのCM撮影も控えていたのに、突然すべてが変わってしまったのです。」

また当時のインスタグラムの投稿で、ブルックリンさんは「一瞬のうちに人生が劇的に変わるなんて。私はこの状況をできるだけ前向きに捉えようとしていますが、正直なところ自分の将来が不安です。再び笑顔を取り戻したり、普通に食事をすることができるのか…回復への長い旅が始まります。誰かに何かを求めるのはあまり好きではありませんが、私のために祈ってください」とその心境を吐露していた。

しかし外見が変わってしまったにもかかわらず、その後も自分の姿を投稿し続けた彼女はさらに注目を浴びるようになりフォロワーが急増したという。そして回復までの道のりを記録しようとYouTubeチャンネルを立ち上げたブルックリンさんは、11月14日に公開した動画で上唇を修復するための画期的な手術を受ける予定であることを明かした。

「ついに修復手術を受けることになりました。手術では腕から取った動脈など口の中に移植します。動脈の血流を確保するために首のところを少し切って唇につなげるそうです。これはとても複雑な手術で、医師が見つかるまでに1年かかりました。手術後は口が動かせなくなるので鼻から栄養チューブを入れることになります。そして数日間入院しなければいけません。活動的な私は少しでも休むとメンタルが弱ってしまいます。だから私のために祈ってもらえると嬉しいです。」

なおこの複雑な手術には40万ドル(約4550万円)の費用がかかるといい、今後も何回か手術を受けなければならないという。

そんなブルックリンさんは11月25日のインスタグラムの投稿で、先週に行った手術が20時間にも及んだこと、そして6日間入院していたことを明らかにした。

それに対しフォロワーからはこのような温かいコメントが寄せられている。

「いつも前向きで美しいあなたにたくさんの祈りと愛を捧げます。」
「強くて素敵なあなたの回復を祈っています。」
「たくさんの愛とポジティブなパワーを送ります。一日も早く回復しますように!」
「元気そうでとても嬉しい。あなたはまさにヒーローですね。」
「頑張りましたね。早く良くなるよう祈っています。」

画像は『Brooklinn Khoury 2020年11月7日付Instagram「Trying to type out what to say has been very difficult.」、2021年11月25日付Instagram「This last week tested me mentally. 20 hour surgery. 6 full day in the hospital.」、2021年11月4日付Instagram「Exactly one year ago today my life changed completely.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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